精神保健福祉士の過去問
第19回(平成28年度)
精神保健の課題と支援 問16
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問題
第19回(平成28年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健の課題と支援 問16 (訂正依頼・報告はこちら)
精神作用物質の乱用対策及び援助に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- ハーム・リダクションとは、刑務所での服役の代わりに、裁判所の監督下で治療施設に通所させる処遇システムである。
- 危険ドラッグとは、麻薬及び向精神薬取締法に基づいて厚生労働省が指定し、その販売が規制される薬物を指す。
- AA(アルコホーリクス・アノニマス)とは、アルコール依存症を抱えた人が治療のために入所する民間リハビリテーション施設のことである。
- ブリーフ・インターベンションとは、多量飲酒などの問題飲酒者の飲酒量を減らすことを支援する方法の一つである。
- CAGE(ケージ)とは、10項目から構成される、問題飲酒の早期発見を目的としたスクリーニングテストである。
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この過去問の解説 (3件)
01
×2 . 危険ドラッグとは、覚せい剤や大麻等と類似の作用を持ちながらも、法的な定義がないため、麻薬及び向精神薬取締法等の厚生労働省の指定に加えることが出来なかった薬物であり、現在は2014年(平成26年)より薬事法の改正による指定薬物として取り締まりの対象となっています。
×3 . AA(アルコホーリクス・アノニマス)とは、アルコール依存症を抱えた人の自助グループです。入所施設ではないです。
〇4 . ブリーフ・インターベンションとは、多量飲酒などの問題飲酒者の飲酒量を減らすことを支援する方法の一つです。
×5 . CAGE(ケージ)とは、アルコール依存症の可能性をチェックするテストで4項目からなっています。「10項目から構成される、問題飲酒の早期発見を目的としたスクリーニングテスト」はAUDITです。
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02
1.ハーム・リダクションとは、精神作用物質の乱用について、予防や軽減という観点で対策・援助するものです。
2.危険ドラッグの取締りは医薬品医療機器等法に基づいて行われます。
3.AAはセルフヘルプグループです。入所施設ではありません。アルコール依存症を抱えた人が治療のために入所する民間リハビリテーション施設には、ダルク(DARC)などがあります。
4.ブリーフ・インターベンションとは、多量飲酒などの問題飲酒者の飲酒量を減らすことを支援する方法の一つです。
5.CAGEは4項目から構成されます。10項目から構成されるのはAUDITです。
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03
2、危険ドラッグは、人体に危害を及ぼすことがあるが、麻薬及び向精神薬取締法に基づいて厚生労働省が取り締まることができないドラッグのことを指します。
現在は医薬品医療機器法によって罰せられます。
3、AA(アルコホーリクス・アノニマス)とは、自助グループのことを指します。AAではミーティングなどが通所で行われます。
4、ブリーフインターベーションとは、飲酒量を減らすこと目的として行われます。
5、CAGEは、アルコール依存症のスクリーニングテストの一種で4項目からなります。
10項目からなるテストは、AUDITです。
以上から、正解は4です。
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