精神保健福祉士の過去問
第19回(平成28年度)
精神保健福祉相談援助の基盤 問27

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問題

第19回(平成28年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉相談援助の基盤 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述のうち、精神障害者の権利擁護を行う際の調整機能の説明として、正しいものを1つ選びなさい。
  • クライエントのニーズと制度を結び付けるために、仲介・媒介することである。
  • 法制度の改正・改革に向けた活動や、新たなサービスづくりを行うことである。
  • クライエント自身に、自らのニーズと権利に気付きをもたらすことである。
  • 自分の権利主張が難しい状況にあるクライエントを支援することである。
  • 多様な立場の人々に対して、精神障害に関する理解を求めることである。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1.クライエントのニーズと制度を結び付けるために、仲介・媒介することは、精神障害者の権利擁護を行う際の調整機能といえます。

2.法制度の改正・改革に向けた活動や、新たなサービスづくりを行うことは、変革の機能です。

3.クライエント自身に、自らのニーズと権利に気付きをもたらすことは、発見の機能です。

4.自分の権利主張が難しい状況にあるクライエントを支援することは、仲介的な弁護機能です。

5.多様な立場の人々に対して、精神障害に関する理解を求めることは、対決の機能です。

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02

権利擁護(アドボカシー)とは、利用者の権利やニーズを充足するために、弁護・擁護を行うことです。

〇1 .クライエントがサービスを受けられるように、ニーズと制度を結び付けるために、仲介・媒介することは、権利擁護の「調整」機能です。

×2 .法制度の改正・改革に向けた活動や、新たなサービスづくりを行うことは、「権利擁護における変革」の機能です。

×3 . クライエント自身に、自らのニーズと権利に気付きをもたらすことは、権利擁護における「発見」の機能です。

×4 . 自分の権利主張が難しい状況にあるクライエントを支援することは、「ケースアドボカシー」で、情報提供や意思決定などを援助します。

×5 .多様な立場の人々に対して、精神障害に関する理解を求めることは、理解促進・啓発事業に当たります。

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03

1、この記述は、調整機能を表しています。社会資源を活用し、クライアントのニーズに沿う状況を作り出す機能です。

2、この記述は、変革を表しています。新たなサービスや資源を作り出す機能で、ソーシャルアクションとも呼ばれます。

3、この記述は、発見機能を表します。クライエント自身のニーズや権利に気づきをもたらす機能です。

4、この記述は、代弁機能を表します。自らの権利を主張することが難しい場合に支援する機能です。

5、この記述は、教育・啓発機能を表します。多様な立場の人に対して障害の理解を求める機能です。

以上から、正解は1です。

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