精神保健福祉士の過去問
第19回(平成28年度)
現代社会と福祉 問111

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問題

第19回(平成28年度) 精神保健福祉士国家試験 現代社会と福祉 問111 (訂正依頼・報告はこちら)

「平成24年版働く女性の実情」(厚生労働省)に示された家族を介護する者の仕事と介護の両立の状況と課題に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 雇用者総数に占める介護をしている者の年齢階級別割合は、「45~49歳」が最も高い。
  • 介護をしている雇用者のうち介護休業を取得した人の割合は、男性より女性の方が高い。
  • 仕事と介護の両立のために勤務先に希望する支援として、「出社・退社時刻を自分の都合で変えられる仕組み」と「残業をなくす・減らす仕組み」の割合が高い。
  • 介護をしている雇用者のうち介護休暇を取得した人の割合は、5割を超えている。
  • 家族の介護等を理由とする離職者数は、男性が女性より多い。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1.雇用者総数に占める介護をしている者の年齢階級別割合は、「55~59歳」が最も高くなっています。

2.介護をしている雇用者のうち介護休業を取得した人の割合は、女性より男性の方が高くなっています。

3.仕事と介護の両立のために勤務先に希望する支援として、「出社・退社時刻を自分の都合で変えられる仕組み」と「残業をなくす・減らす仕組み」の割合が高くなっています。

4.介護をしている雇用者のうち介護休暇を取得した人の割合は、3.2%に過ぎません。

5.家族の介護等を理由とする離職者数は、女性が男性より多くなっています。

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02

×1 . 雇用者総数に占める介護をしている者の年齢階級別割合は、男女とも「55~59歳」が最も高いです。

×2 . 介護をしている雇用者のうち介護休業を取得した人の割合は、男性3.9%、女性2.9パーセントと、男性の方が高いです。

〇3 . 仕事と介護の両立のために勤務先に希望する支援として、「出社・退社時刻を自分の都合で変えられる仕組み」と「残業をなくす・減らす仕組み」の割合が高いです。続いて「介護サービス利用費用の助成」が挙げられています。

×4 . 介護をしている雇用者のうち介護休暇を取得した人の割合は、2.3パーセントと、微々たる割合です。

〇5 . 家族の介護等を理由とする離職者数は、一貫して女性が男性より多いです。

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03

1.誤り。「働く女性の実情 第二章 仕事と介護の両立 離職せずに働き続けるために」によると介護をしている者の年齢階級別割合は50-59才が最も多く次に60-69才、70才以上、40-49才の順になっています。

2.誤り。介護休業取得者割合によると男性3.9%、女性2.9%となっています。まだまだ取得率は低くなっています。
取得しなかった理由としては『制度があることを知らなかった』『有給などを取れば対処出来た』『同僚に迷惑をかけると思った』などが上位になっています。

3.正しい。仕事と介護の両立のために必要な勤務先による支援
1位:退社時間を自分の都合で変えられる仕組み
2位:残業をなくす・減らす仕組み
3位:介護サービス費用助成

4.誤り。介護休業と介護休暇は似たような文言なので注意が必要です。
介護休暇は育児・介護休業法により定められています。取得率は2%台です。


5.誤り。介護のための離職は男女通じて50歳~60歳代にかけて多いです。
男性60-64才 35% 女性60-64才 14%の離職率です。

以上により選択肢3が正解となります。

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