精神保健福祉士の過去問
第20回(平成29年度)
現代社会と福祉 問29
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問題
第20回(平成29年度) 精神保健福祉士国家試験 現代社会と福祉 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
福祉サービスのプログラム評価の方法に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- サービスを提供する群と提供しない群に分けて比較する評価は行われない。
- 評価者は、評価指標の策定に当たり、利害関係者と協議してはならない。
- 評価の次元は、投入、過程、産出、成果、効率性である。
- プログラムの効率性は、産出された物やサービスの量のことである。
- 科学的な評価研究の結果を、実際のプログラム運営管理に活用してはならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1. 福祉プログラムについても医療と同様にエビデンスレベルの高い評価が求められているので、対象群を置いた比較試験も実施されます。
2. 福祉プログラムを実施することで影響を受ける利害関係者とは積極的に協議を行うことが重要です。
3. 正解です。
4. 効率性とは、費用と結果の関係、つまりは費用対効果のことです。
5. 科学的な評価研究の結果を、実際のプログラム運営管理に活用するためのものですから、活用できることが望ましいです。
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02
評価の次元からみた分類は、
①投入…予算や職員数など
②過程…ガイドラインに沿ったサービスの提供など
③産出…サービスを行なう時間や利用者の数など
④成果…生活の質向上や、機能の維持改善など
⑤効率性…費用対効果
の5つです。
その他の選択肢については、以下のとおりです。
1.介入・援助の効果を明らかにしようとする『実験計画法』では、サービスを提供する「実験群」と、提供しない「統制群」に分けて比較する評価を行ないます。
2.より公正で納得度の高い評価指標を策定するため、利害関係者とも積極的に協議するべきです。
4.算出された物やサービスの量は『産出』に分類。『効率性』は、費用対効果のことを指します。
5.科学的に明らかになった評価研究の結果を、プログラム運営管理に反映できるのは望ましいことです。
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03
1→サービスを提供する群と提供しない群に分けて比較する評価も行われます。プログラム評価は「より良い社会プログラム」を構築していくアプローチです。
2→ 評価者は、評価指標の策定に当たり、利害関係者とも協議していきます。
3→評価の次元は、投入、過程、産出、成果、効率性です。
4→産出された物や、サービスの量がいかに効率的に利用されたかを考えるのが、プログラムの効率性という意味です。
5→科学的な評価研究の結果も、実際のプログラム運営管理に活用していきます。
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