精神保健福祉士の過去問
第21回(平成30年度)
心理学理論と心理的支援 問11

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問題

第21回(平成30年度) 精神保健福祉士国家試験 心理学理論と心理的支援 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

防衛機制に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 父から叱られ腹が立ったので弟に八つ当たりした。これを置き換えという。
  • 攻撃衝動を解消するためにボクシングを始めた。これを補償という。
  • 苦手な人に対していつもより過剰に優しくした。これを投影という。
  • 飛行機事故の確率を調べたら低かったので安心した。これを合理化という。
  • 失敗した体験は苦痛なので意識から締め出した。これを昇華という。

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この過去問の解説 (3件)

01

自我における防衛機制の具体例から答えを導く問題です。

1○ 怒りの対象は父なのに、弟に対象の「置き換え」が生じています。

2× 攻撃衝動を解消するためにボクシングを始めるのは「昇華」です。

3× 苦手なのに過剰に優しくするのは、気持ちと行為が正反対なので
「反動形成」に当たります。

4× 飛行機事故の確率を調べる行為は、知性で気持ちをコントロールしているので「知性化」です。

5× 苦痛から逃れようとする行為は「逃避」に当たります。

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02

1.〇 設問の内容は、『置き換え』です。

2.× 設問の内容は、『昇華』の意味です。
補償とは、自らの弱点とは対照的な分野に優越性を築くことによって、心を充足させようとすることです。

3.× 設問の内容は、『反動形成』の意味です。
投影とは、自分自身が感じている感情を、相手も感じているようにとらえることです。

4.× 設問の内容は、『知性化』の意味です。
合理化とは、理由を付けて自分を正当化したり、ほかのものに責任転嫁することです。

5.× 設問の内容は、『抑圧』です。
昇華とは、現実の社会で認められない行動を、芸能やスポーツなど誰にでも評価されるもので認められ、発散することです。

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03

1:○
問題文の通りです。

2:×
昇華の例です。

3:×
反動形成の例です。

4:×
知性化の例です。

5:×
抑圧の例です。

参考になった数5