精神保健福祉士の過去問
第21回(平成30年度)
社会理論と社会システム 問16

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問題

第21回(平成30年度) 精神保健福祉士国家試験 社会理論と社会システム 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

ジニ係数に関する次の説明のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 値が大きいほど格差が大きいことを示す。
  • −1から+1の値をとる。
  • 同一労働同一賃金に関する指標である。
  • 所得増減量を基に算出される。
  • 所得分布全体に占める低所得層の比率を示す。

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この過去問の解説 (3件)

01

ジニ係数は、社会の格差を表す指数です。
値は0から1の間をとり、
完全平等社会では0、完全不平等社会では1となります。

1:○
問題文の通りです。

2:×
0から1の間をとるため、不適となります。

3:×
所得・資産の格差に関する指標であるため、
不適となります。

4:×
所得の累積分布を示すローレンツ曲線を基に算出されるため、
不適となります。

5:×
社会の富の分配の格差を表す指標であり、
低所得者層の比率を直接的に表すものではないため、
不適となります。

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02

1 が正解です。
ジニ係数とは所得の不平等程度を測る尺度として用いられた指標のことです。ジニ係数は所得がどれくらい均等に分配されているかを、0と1の数字で評価し、0に近いほど平等、1に近いほど不平等になり、この値が大きい(1に近い)ほど、格差が大きいことを表しています。

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03

所得や資産の格差を測定する「ジニ係数」。提案したコラド・ジニの名前からきています。

2× 0から1の値をとり、値が大きいほど格差が大きいことを示します。

3× 所得や資産の格差を測定する指標です。
同一労働同一賃金とは、雇用形態に関係なく、
同じ仕事であればみんな同じ賃金を受け取れることです。

4× 累積所得比率と人口構成比率を基にしています。

5× 所得の低い人から高い人へ順に並べて、所得分布を表しています。

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