精神保健福祉士の過去問
第21回(平成30年度)
精神疾患とその治療 問90

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問題

第21回(平成30年度) 精神保健福祉士国家試験 精神疾患とその治療 問90 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)の副作用でみられることが多いものを2つ選びなさい。
  • 運動失調
  • 体重減少
  • 消化性潰瘍
  • 眠気
  • 嘔気

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この過去問の解説 (3件)

01

正答【4.5】

選択的セロトニン再取り込み阻害剤は、脳内の神経伝達を改善し意欲を高めたり、憂鬱な気分などを改善する薬です。
うつ病やパニック障害、強迫性障害などの治療で用いられます。

選択的セロトニン再取り込み阻害剤の副作用は、主に以下の4つの症状があらわれます。

①消化器症状(吐き気、嘔吐、便秘、下痢、食欲不振、口渇などの症状が服用初期にあらわれることがあります。)
②精神神経症状(眠気、めまい、ふらつき、頭痛、不随意運動などの症状)
③セロトニン症候群(不安、いらいらする、混乱するなどの症状が非常にまれに現れることがあります。)
④性機能障害(勃起障害、射精障害などの性機能異常が稀にあらわれることがあります。)

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02

1(不正解)
SSRIの副作用としては適切ではありません。

2(不正解)
SSRIの副作用としては適切ではありません。

3(不正解)
胃の痛みが副作用として現れることがありますが、消化性潰瘍はSSRIの副作用としては適切ではありません。

4(正解)
SSRIは比較的副作用が出にくいと言われていますが、飲み始めの頃に睡眠に支障が出る場合があります。

5(正解)
SSRIは比較的副作用が出にくいと言われていますが、飲み始めの頃に吐き気が副作用として現れることがあります。

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03

4.〇です。
5.〇です。
抗うつ薬の中で主にセロトニンを増やす効果がある選択的セロトニン再取り込み阻害薬に関する内容です。副作用は、薬の飲み始めには眠気、吐き気が出現することがありますが、長く服用していると副作用はなくなります。ほかには、ノルアドレナリンやドパミンも増やす薬があります。

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