精神保健福祉士の過去問
第21回(平成30年度)
精神疾患とその治療 問93
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問題
第21回(平成30年度) 精神保健福祉士国家試験 精神疾患とその治療 問93 (訂正依頼・報告はこちら)
厚生労働省による「平成26年患者調査」及び「平成26年病院報告」の結果にみられる特徴として、正しいものを1つ選びなさい。
- 精神疾患を有する総患者数は約100万人である。
- 精神疾患を有する総患者数のうち、最も多いのは統合失調症である。
- 精神病床数は約34万床である。
- 精神病床における入院患者数で、最近10年間の認知症(アルツハイマー病)は横ばいである。
- 精神病床における平均在院日数は1年を超えている。
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この過去問の解説 (3件)
01
精神疾患を有する総患者数は約392万人であり、この場合適切ではありません。
2(不正解)
総患者数のうち最も多いのは気分障害であり、この場合適切ではありません。
3(正解)
記載されている通りです。
4(不正解)
最近10年間の認知症は増加しています。よってこの場合適切ではありません。
5(不正解)
精神疾患における平均在院日数は281日となっており、この場合適切ではありません。
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02
1.誤答
平成26年度の患者調査によると精神疾患を有する総患者数は392.4万人(入院361.1万人/外来31.3万人)となっています。
2.誤答
精神疾患を有する総患者数のうち、気分[感情]障害(躁うつ病を含む)が111.6万人で最も多いです。次いで、統合失調症,統合失調症型障害及び妄想性障害が77.3万人となっています。
3.正答
精神病床数は338,174病床数でその内訳は、精神科病院252,747、一般病院85,427となっています。
4.誤答 精神病床における入院患者数で、最近10年間の認知症(アルツハイマー病)は横ばいである。
平成17年では、認知症(アルツハイマー病)は2.9万人であるのに対して平成26年では4.7万人に増えています。
5.誤答
精神病床における平均在院日数は281.2日となっています。
参考資料
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000108755_12.pdf
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03
2.×です。統合失調症の患者数は77万3千人となっており、最も多いのは111万6千人の気分障害の患者となっています。
3.〇です。平成26年の病院報告によれば、精神病床数は、精神科病棟、精神病院合わせておよそ34万床となっています。
4.×です。精神病床における入院患者数で、とくにアルツハイマー病患者の入院者数は増加傾向にあり、間違いです。
5.×です。同患者調査の表:傷病分類別にみた年齢階級別退院患者の平均在院日数によれば、精神疾患における平均在院日数は281.2日となっていますので、間違いです。
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