精神保健福祉士の過去問
第21回(平成30年度)
精神保健の課題と支援 問102
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問題
第21回(平成30年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健の課題と支援 問102 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、施設コンフリクトの説明として、正しいものを1つ選びなさい。
- 労働時間の増加した施設職員の生活満足度が低下すること。
- 福祉施設の新設に際して地域住民から反対運動が起こること。
- 同一施設内の部署間において意見対立が生じること。
- 施設職員が自身に求められる複数の役割間の矛盾に思い悩むこと。
- 特定の障害のバリアフリー化が他の障害にとっての新たなバリアとなること。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「福祉施設の新設に際して地域住民から反対運動が起こること。」です。
このように、仕事がプライベートの状況に負の影響を及ぼすことを、ネガティブ・スピルオーバーと言います。
施設コンフリクトは、施設と地域との間での紛争状態を指します。
同一施設内の部署間における意見対立は、施設コンフリクトではありません。
このような役割間の矛盾による心理的緊張を、役割葛藤と言います。
特定の障害のバリアフリー化が他の障害にとっての新たなバリアとなることを、バリアフリー・コンフリクトといます。
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02
正答【福祉施設の新設に際して地域住民から反対運動が起こること。】
誤答
労働時間の増加した施設職員のワーク・ライフ・バランスが崩れると、当然生活満足度は低下してきますが、施設コンフリクトとは関係ありません。
正答
説明通り。
施設コンフリクトとは、福祉施設の建設をする際に住民や地域社会が強い反対運動を起こすことで建設計画が頓挫してしまったり、建設条件として大きな譲歩を余儀なくされてしまうという施設と地域間での紛争を指します。
誤答
同一施設内の部署間の対立は施設コンフリクトの説明ではありません。
誤答
施設職員の求められる役割は複数にわたるため、役割間の矛盾や対立する内容の役割期待があるため容易に優先順位を付けられなかったりといった内的葛藤を伴う調整をしなければならなくなります。このことを「役割葛藤」といいます。
誤答
これは、バリアフリー・コンフリクトの説明です。
バリアフリー化が進む一方で、そのバリアフリー化が特定の障害のある人や障害のない人にとって新しいバリアとなる問題が生まれるということです。
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03
施設コンフリクトに関する説明です。新しい施設を建設する際、地域住民から反対運動などに合う事を施設コンフリクトと言います。
施設としては障害者の地域支援や社会化を図るうえで、コンフリクトが大きな壁になることがあります。
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