精神保健福祉士の過去問
第21回(平成30年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問121
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問題
第21回(平成30年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問121 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、「平成26年患者調査」(厚生労働省)において、平成11年の同調査と比較して、その推計患者数が減少しているものとして、正しいものを1つ選びなさい。
- 精神病床の入院患者
- うつ病の入院患者
- 統合失調症の外来患者
- アルコール依存症の外来患者
- 精神疾患の総患者
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この過去問の解説 (3件)
01
平成26年患者調査によれば、精神病床における入院患者数は平成11年には約32.9万人、平成26年には約28.9万人と減少傾向にあります。
平成26年病院報告(厚生労働省)によれば、精神病床の平均在院日数も短縮傾向にあり、平成11年から平成26年の間に約110日短縮して、H26年では281日となっています。
2. 平成26年患者調査によれば、うつ病による入院患者数は、平成11年には約1.2万人、平成26年には約1.5万人と増加傾向にあります。
3. 平成26年患者調査によれば、統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害を有する外来患者数は、平成11年には45.3万人、平成26年には60.7万人と増加傾向にあります。
4. 平成26年患者調査によれば、アルコール依存症の外来患者は、平成11年には約0.4万人、平成26年には約0.5万人と増加傾向にあります。
5. 平成26年患者調査によれば、精神疾患の総患者は、平成11年には約204.1万人、平成26年には約392.4万人と増加傾向にあります。
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02
正解は、1 です。
1 外来患者は増加しているのに対し、入院患者は減少しています。
2 増加しています。
3 増加しています。
4 増加しています。
5 増加しています。
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03
1.精神病床の入院患者は、平成11年患者調査に対し、平成26年患者調査では減少しています。
2.気分(感情)障害(躁うつ病含む)の入院患者数は、平成11年患者調査に対し、平成26年患者調査では微増しています。
3.統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害の外来患者数は、平成11年患者調査に対し、平成26年患者調査では増加しています。
4.アルコール依存症の外来患者数は、平成11年患者調査に対し、平成26年患者調査では増加しています。
5.精神疾患の総患者数は平成11年患者調査に対し、平成26年患者調査では増加しています。約2倍近くの増加となっています。
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