精神保健福祉士の過去問
第21回(平成30年度)
精神保健福祉に関する制度とサービス 問151

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問題

第21回(平成30年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉に関する制度とサービス 問151 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、「医療観察法」に規定された重大な他害行為として、正しいものを2つ選びなさい。
(注)「医療観察法」とは、「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」のことである。
  • 危険運転致死傷
  • 強盗
  • 強制性交等
  • 略取・誘拐
  • 恐喝

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この過去問の解説 (3件)

01

 「医療観察法」に規定された重大な他害行為とは、放火、強制わいせつ・強姦、殺人・自殺関与及び同意殺人、傷害、強盗・事後強盗のことです(殺人、放火、強盗、強姦、強制わいせつは未遂も含まれます)。このことから、正解は2と3になります。

1.×
 危険運転致死傷とは、自動車の危険な運転によって人を死傷させた場合に適用される犯罪のことです。

2.○
 強盗とは暴行または脅迫を用いて、他人の財物を強取したり、財産上不法の利益を自分で得たり他人に得させたりする犯罪のことです。

3.○
 強制性交等とは、暴行・脅迫を用いて、姦淫や肛門性交、口腔性交等の性交類似行為を行う犯罪のことです。

4.×
 略取・誘拐とは、人を従来の生活環境から離脱させて自己又は第三者の実力的支配下に移す犯罪のことです。

5.×
 恐喝とは、暴力や相手の公表できない弱みを握るなどして脅迫すること等で相手を畏怖させ、金銭その他の財物を脅し取る犯罪のことです。

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02

正解は2と3です。

医療観察法において、重大な他害行為とは、殺人、放火、強盗、強制性交、強制わいせつ、傷害と定められています。

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03

「心神喪失者等医療観察法」もしくは「医療観察法」と呼ばれているこの法律は、正式名称を「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察に関する法律 」といいます。

この法において「重大な他害行為」とは、殺人、強盗、傷害、傷害致死、強姦・強制猥褻、放火の6つのことを指します。

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