精神保健福祉士の過去問
第22回(令和元年度)
精神保健の課題と支援 問100

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問題

第22回(令和元年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健の課題と支援 問100 (訂正依頼・報告はこちら)

災害時の精神保健に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 災害発生後48時間以内に被災者が呈する精神症状を心的外傷後ストレス障害(PTSD)という。
  • 厚生労働省によって組織される専門的な研修・訓練を受けたチームを災害派遣精神医療チーム(DPAT)という。
  • 重度の精神障害者のために考案された介入法をサイコロジカル・ファーストエイド(PFA)という。
  • 被災者の治療優先順位を決める手法をデブリーフィングという。
  • 被災者へのケア活動によって、被災を直接経験していない支援者に生じる外傷性ストレス反応のことを二次受傷という。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は5です。

1→心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、出来事での苦痛など症状が1カ月以上続いていることが診断基準となります。

2→災害派遣精神医療チーム(DPAT)は、厚生労働省ではなく、都道府県及び政令指定都市によって組織されるチームです。

3→サイコロジカル・ファーストエイド(PFA)とは、心理的応急処置という意味です。重度の精神障害者のためではなく、深刻な危機的出来事に見舞われた人に対しての支援です。

4→デブリーフィングとは、災害直後から数週間後に行われる急性期介入のことをいいます。

5→被災者へのケア活動によって、被災を直接経験していない支援者に生じる外傷性ストレス反応のことを二次受傷といいます。

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02

正解は5です。

1.心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、精神的なストレスのあと数週間から数ヶ月経って現れる症状です。

2.災害派遣精神医療チーム(DPAT)は都道府県及び政令指定都市によって組織されます。

3.サイコロジカル・ファーストエイド(PFA)は、災害やテロの直後の子供、思春期の人、大人や家族が対象です。

4.デブリーフィングは、災害直後の数日から数週間後に行われる介入で、ストレス反応の悪化とPTSDを予防するものです。

5.災害、犯罪など体験した人の話を聴くなど間接的な形でトラウマの影響を受けることです。

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