精神保健福祉士の過去問
第22回(令和元年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問121

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問題

第22回(令和元年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問121 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、ケアマネジメントにおけるチームアプローチに関する記述として、適切なものを1つ選びなさい。
  • 利用者の状態にかかわらず、同じ構成員で活動する。
  • 構成員は独自に立てた計画に基づき、専門性を発揮する。
  • 利用者の希望する場合を除き、構成員は専門職とする。
  • チームでは、プライバシー保護に配慮した上で、情報の共有化を図る。
  • チーム全体に関わる方針は、リーダーが決定する。

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この過去問の解説 (3件)

01

 チームアプローチとは、2人以上の異なる専門職の集団と、当事者や家族が、継続的に協働して、共通の目標を達成するために協力することです。

1.×
 利用者主体のケアを実現するためには、仕事の仕方やアプローチ方法、価値、指標などを変えることもあるため、その場合には、構成員の変容も必要となってきます。

2.×
 独自に立てた計画に基づくのではなく、各専門職が目標を共有し、連携して対応することが必須です。

3.×
 構成員は専門職だけでなく、家族などの関係者やボランティアなどのインフォーマルな人的資源も加わることがあります。

4.○
 利用者に対して適切なケアを提供するためには、情報の共有が重要です。

5.×
 支援の方針は、リーダーが決定するのではなく、構成員間で共有し、それによってそれぞれの役割を明確化することが必要です。

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02

正解は4です。

1→チームアプローチとは、利用者の生活の目標に対する取り組みのことをいいます。そのためには「利用者の状態」を考えて取り組むことが必要です。

2→計画は独自なものではなく、利用者の参加も必要です。利用者の課題に応じて、構成員は協働していきます。

3→チームは、利用者に関わるさまざまな領域の専門職がチームとして対応していくことに意味があります。

4→チームでは、プライバシー保護に配慮した上で、情報の共有化を図ります。

5→リーダーが決定するのではなく、話し合いなどからチーム全体で調整していきます。チームは、公平な立場でお互いに機能していきます。

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03

正解は、 です。

1 利用者の状態や意向に合わせて構成員を考え、活動することが大切です。

2 独自に立てた計画ではなく、利用者の意向を尊重しチームで立てた計画に基づき、専門性を発揮することが大切です。

3 構成員は専門職だけではなく、地域住民、民生委員などインフォーマルなメンバーも含め支援していくことが大切です。

4 適切です。プライバシー保護は必須です。

5 方針は利用者の意向を反映したものでなければなりません。また、リーダーが決定するのではなく、チームで話し合いをしていくことが大切です。

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