精神保健福祉士の過去問
第22回(令和元年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問123
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問題
第22回(令和元年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問123 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、社会リハビリテーションにおけるアセスメントとして、正しいものを1つ選びなさい。
- 実施した宿泊体験の妥当性を検討する。
- 一人暮らしに必要なサポート体制を編成する。
- 利用できる文化施設を増やす。
- 買物支援の満足度を確認する。
- 活用できる移動手段を把握する。
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この過去問の解説 (3件)
01
アセスメントとは、現在の問題などを把握し、理解することであるため、選択肢5が正解となります。
1.×
実施した宿泊体験の妥当性を検討することは、「モニタリング(経過観察)」です。
2.×
一人暮らしに必要なサポート体制を編成することのは、計画を策定することであるため、「プランニング(計画)」です。
3.×
利用できる文化施設を増やすことは、支援計画に沿って、環境に働きかけることであるため、「インターベーション(介入)」です。
4.×
買い物支援の満足度を確認することは、どのような効果があったのか、また効率的であったのかどうかを判定することであるため、「エバリュエーション(評価)」です。
5.○
活用できる移動手段を把握することは、現在の問題などを把握し、理解することであるため、「アセスメント(課題分析)」です。
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02
社会リハビリテーションは「社会生活力」や「社会参加」という面を考えていきます。
アセスメントとは個別援助技術の展開過程において「事前評価」という段階です。援助を実施する前の第一の情報源となり「利用者の理解」が求められます。
1→実施された援助の評価段階(モニタリング)であり、アセスメントの段階ではありません。
2→サポート体制の計画の段階と考えられます。(プランニング)
3→社会資源の開発の段階と考えられます。(インターベーション)
4→支援の事後評価の段階と考えられます。(エバリュエーション)
5→活用できる移動手段を把握は、援助を実施する前の情報収集と考えられます。(アセスメント)
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03
正解は、5 です。
アセスメントは「事前評価」を意味し、ケアマネジメントの一つです。ケアマネジメントは、アセスメント→計画作成→サービスの実施→モニタリング→評価という基本的な流れがあることを理解しながら問題を解くことがポイントです。
1 既に宿泊体験を実施し妥当性を検討していますので、モニタリングが該当します。
2 「サポート体制を編成する」とありますので、計画作成が該当します。
3 「文化施設を増やす」ということは、環境もしくは社会への働きかけと捉えることができ、インターベンション(介入)もしくはソーシャルアクションが考えられます。
4 満足度の確認は、評価が該当します。
5 移動手段の確保が必要な方のために情報を把握しておくことは、アセスメントに該当します。
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