精神保健福祉士の過去問
第22回(令和元年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問124
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問題
第22回(令和元年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問124 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、ナラティブアプローチに関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。
- 物事の見方の多様性を認識して、クライエントの新たな意味づけを重視する。
- 援助機関の機能を明確にして、クライエントの意志の力を引き出す。
- 自我の構造に注目して、パーソナリティの変容を目指す。
- 行動の学習過程に着目して、クライエントの望ましい行動を形成する。
- 問題を因果関係で捉えるのではなく、円環的に捉えて解決を図る。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.○
物事の見方の多様性を認識して、クライエントの新たな意味づけを重視することは、「ナラティブアプローチ」です。
2.×
援助機関の機能を明確にして、クライエントの意志の力を引き出すことは、意思心理学を理論背景にした、「成長の心理学」を重視し、機関の機能を重視する「機能的アプローチ」です。
3.×
自我の構造に注目して、パーソナリティの変容を目指すことは、クライエントの持っている力に着目し、その力を引き出して積極的に利用しながら支援する「エンパワメントアプローチ」です。
4.×
行動の学習過程に着目して、クライエントの望ましい行動を形成することは、クライエントの問題に焦点をおいて、変化すべき行動を観察することによって、その行動を修正しようとする考え方である「行動変容アプローチ」です。
5.×
問題を因果関係で捉えるのではなく、円環的に捉えて解決を図ることは、人の強みに重点を置き、直接的に解決の状態を目指して治療する「解決志向アプローチ」です。
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02
1→クライエントが語るストーリーから、物事の見方の多様性を認識して、クライエントの新たな意味づけを重視するのは「ナラティブアプローチ」です。
2→機能を明確にして、クライエントの意志の力を引き出すのは「機能的アプローチ」です。
3→自我の構造に注目して、対処能力を高めていくのは「エンパワメントアプローチ」です。
4→望ましい行動を形成するのは「行動変容アプローチ」です。
5→解決のイメージを尊重するのは「解決志向アプローチ」です。
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03
正解は、1 です。
1 適切です。クライエント自身に物語を語っていただくことで、そこから解決方法を一緒に探していきます。
2 記述は「機能的アプローチ」についてです。
3 記述は「エンパワメントアプローチ」についてです。
4 記述は「行動変容アプローチ」についてです。
5 記述は「解決志向アプローチ」についてです。
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