精神保健福祉士の過去問
第22回(令和元年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問129
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問題
第22回(令和元年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問129 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、精神科リハビリテーションにおける地域ネットワーク形成の目的として、適切なものを2つ選びなさい。
- 地域にある関係機関の指揮系統を明確にすること
- 新たなニーズに対応するための社会資源を創出すること
- 各機関による利用者への援助内容を同じにすること
- 再発を防止するために、構成員が自由に利用者の治療内容を共有すること
- 精神障害当事者がサービス提供者となる道筋をつくること
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この過去問の解説 (3件)
01
1.×
地域にある関係機関の指揮系統を明確にすることよりも、結びつけるための働きかけを重視すべきであるため、地域ネットワークの目的ではありません。
2.○
新たなニーズに対応するための社会資源を創出することは、活用できる社会資源へ結びつけるために必要であるため、適切といえます。
3.×
各機関による利用者への援助内容を同じにするのではなく、支援目標を共有しつつ、各機関によって支援内容や方法はさまざまであるため、適切とはいえません。
4.×
再発を防止するために、構成員が支援目標などを共有しながら関わっていくことは大切ですが、自由に共有するのではなく、あくまでも利用者の同意が必要となるため、適切とはいえません。
5.○
精神障害当事者がサービス提供者となる道筋をつくることは、よりその人らしい生活を送っていく上で大切な働きかけであるため、適切といえます。
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02
正解は、2・5 です。
1 「指揮系統」という部分が不適切です。ネットワーク形成のためには、関係機関同士が協働することが重要です。
2 適切です。現在ある社会資源では、利用者を支援しきれない部分が出てきます。地域の特性などから、新たなニーズを発見し、社会資源を創出することは地域ネットワークの中で重要な目的です。
3 「援助内容を同じにする」という部分が不適切です。利用者それぞれのニーズを把握し、利用者に沿った援助内容を考えていくことが大切です。
4 「自由に」という部分が不適切です。病名や治療内容を共有することには、利用者の同意が不可欠です。
5 適切です。専門職だけではなく、地域で暮らす当事者が一緒に道筋をつくることは重要です。
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03
精神科リハビリテーションは、疾病の管理や生活能力の改善、生活支援などの視点から行われていきます。
地域ネットワークを形成することで、より活用できる資源を充実させ機能力をあげていきます。
1→指揮系統を明確にすることは、目的として適切ではないです。
2→社会資源を創出することにより、新しいニーズに対応でき地域の機能があがります。
3→利用者への援助内容を同じにすることは適切ではないです。様々な機関があり、様々な援助により問題をカバーしていくことが必要です。
4→自由に利用者の治療内容を共有することは、目的として適切ではないです。
5→ 精神障害当事者が生活能力を改善し、地域の中で進んでいけるよう道筋をつくることは目的として適切です。
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