精神保健福祉士の過去問
第23回(令和2年度)
社会理論と社会システム 問15

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問題

第23回(令和2年度) 精神保健福祉士国家試験 社会理論と社会システム 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

「令和元年版少子化社会対策白書」(内閣府)に示された合計特殊出生率に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 日本の合計特殊出生率は、1975年(昭和50年)以降2.0を下回っている。
  • 日本の1999年(平成11年)の合計特殊出生率は1.57で、それまでの最低値であった。
  • 日本の2017年(平成29年)の合計特殊出生率は、2005年(平成17年)のそれよりも低い。
  • イタリアの2017年の合計特殊出生率は、フランスのそれよりも高い。
  • 韓国の2017年の合計特殊出生率は、日本のそれよりも高い。

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この過去問の解説 (4件)

01

この問題は合計特殊出生率の推移に関する問題です。

1→〇 問題文の通り、1975年以降は1966年を除き合計特殊出生率は2.0を下回っています。

2→✕ 日本の1999年の合計特殊出生率は1.34で、最低数値は2005年の1.26となる為誤答となります。

3→✕ 2017年の合計特殊出生率は1.43で、2005年の1.26よりも高い数値の為誤答となります。

4→✕ イタリアの2017年の合計特殊出生率は1.34、フランスの2017年の合計特殊出生率は1.92となっている為誤答となります。

5→✕ 韓国の2017年の合計特殊出生率は1.05、日本の2017年の合計特殊出生率は1.43となっている為誤答となります。

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02

正解は1です。

合計特殊出生率とは、15歳~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したものです。日本は1975年以降2.0を下回っています。

各選択肢については以下のとおりです。

2→日本の1999年の合計特殊出生率は1.34で、最低数値は2005年の1.26です。

3→日本の2017年の合計特殊出生率は1.43で2005年より高い為誤りです。

4→イタリアの2017年の合計特殊出生率は1.3、フランスは1.9であったため誤りです。

5→韓国の2017年の合計特殊出生率は1.05、日本は1.43であったため誤りです。

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03

正解は1です。

1 ○

日本の合計特殊出生率は、1975(昭和50)年に、1.91になって以降、2.0を下回っています。

2 ×

日本の1999(平成11)年の合計特殊出生率は、1.34でそれまでの最小値でした。

1.57だったのは、1989年で、それまででは最小値でした。

3 ×

日本の合計特殊出生率は、2005年では1.26、2017年では1.43で、2017年は2005年よりも高くなっています。

4 ×

イタリアの2017年の合計特殊出生率は1.30、フランスは1.90なので、フランスのほうが高くなっていました。

5 ×

2017年の韓国の合計特殊出生率は1.05、日本は1.43だったので、日本よりも韓国の方が低くなっていました。

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04

1、適切な内容です。1975年に合計特殊出生率は2.0を下回り、出生数も200万人を下回りました。

2、不適切です。1999年の合計特殊出生率はそれまでの数値の最低でしたが、1.34のため誤りとなります。

3、不適切です。2005年の合計特殊出生率は1.26、2017年は1.43で増加しています。但し、2017年の出生数は100万人を割っており、2005年を下回っています。

4、不適切です。2017年のイタリアの合計特殊出生率は1.43、フランスは1.90のためフランスの方が上回っています。

5、不適切です。2017年の韓国の合計特殊出生率は1.05、日本は1.43のため日本の方が上回っています。日本の合計特殊出生率は東アジアの中では上位となっています。

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