精神保健福祉士の過去問
第23回(令和2年度)
精神保健福祉相談援助の基盤 問108
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問題
第23回(令和2年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉相談援助の基盤 問108 (訂正依頼・報告はこちら)
福祉行政・関連行政機関に勤務する職員の主たる業務に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
- 児童福祉司は、子どもや保護者からの相談に応じ、家族関係の調整等を行う。
- 障害者職業カウンセラーは、障害者の職場で支援計画に基づく直接支援を行う。
- 知的障害者福祉司は、公共職業安定所(ハローワーク)に配置され、職業紹介を行うために必要な援助について明らかにする。
- 保護観察官は、医療観察制度の対象者の精神保健観察を行う。
- 精神保健福祉相談員は、精神保健及び精神障害者の福祉に関する相談に応じ、必要な指導を行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題を解くには、各々の専門職の役割を理解している必要があります。この問題の場合、「主語の名前が述語の意味と関連してるから…」で設問を選択しようにも、正答を選べるかどうかは難しい内容となっています。児童・障害等、分野によっても専門職の種類が多いため、きちんと専門職一つ一つの役割を理解していきましょう。
1.○です。児童相談所に設置され、児童の保護や児童の福祉に関する相談に応じ、必要な指導等を行っていきます。
2.×です。障害者職業カウンセラーとは、ハローワークといった機関と協力し、障害者の就職をサポートをする役割があります。
3.×です。知的障害者福祉司は、福祉事務所や知的障害者更生相談所に配置され、知的障害者の福祉に関する相談援助を行っていきます。
4.×です。保護観察官は犯罪を犯した人や非行のある少年が社会生活にて自立できるよう、社会復帰のために指導・監督を行なっていきます。
5.○です。精神保健福祉相談員は、保健所や精神保健福祉センターで精神障害者及びその家族の相談に応じ、病状の悪化や社会復帰ができるよう支援をしていきます。
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02
1、適切な内容です。児童福祉司は児童相談所などに配置され、家族関係の調整などの他、必要な調査や社会診断等も業務として担っています。
2、不適切です。障害者職業カウンセラーは、障害者が職場に定着・就労継続が出来るよう支援計画を作成し、それを実現するための助言・指導を行う事が業務となります。また、雇用する事業主に対して、雇用される障害者を円滑に受け入れてもらえるよう調整を行う事も業務となります。選択肢の中に記されている直接支援は行いません。
3、不適切です。ハローワークにおける職業紹介は職業相談員等が担いますが、その要件として知的障害者福祉司である事は定められていません。
4、不適切です。医療観察制度の対象者の精神保健観察を行う役割を担うのは、保護観察官ではなく「社会復帰調整官」です。
5、適切な内容です。その他にも地域の精神保健福祉士の支援や広報活動などの業務を担っています。
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03
正解は、 1 と 5 です。
1.〇
選択肢のとおりです。児童福祉司は、選択肢のほか、必要な調査や社会診断を行います。
2.✕
選択肢は、ジョブコーチ(職場適応援助者)の説明です。
3.✕
選択肢は、障害者専門支援員の説明です。
4.✕
選択肢は、医療観察制度の社会復帰調整官の説明です。
5.〇
選択肢のとおりです。精神保健福祉法第48条に書かれています。
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