精神保健福祉士の過去問
第23回(令和2年度)
精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問129
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第23回(令和2年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問129 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、コンサルティの説明として、適切なものを2つ選びなさい。
- コンサルタントから監督及び指導を受ける。
- 業務上の課題を抱えた個人、集団、組織、地域社会である。
- コンサルタントがクライエントに対して直接的な援助を行う。
- 個人の抱えた私的な悩みをコンサルタントに伝え、相談する。
- 得られた助言の内容は、自ら評価し、採用するかを決める。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
正解は、 2 と 5 です。
1.適切ではありません。
スーパービジョンの説明です。スーパービジョンは、管理機能、教育機能、支持機能の3つがあります。その中の管理・教育機能の説明です。スーパービジョンを行う(指導する)側をスーパーバイザー、受ける(指導を受ける)側をスーパーバイジーといいます。コンサルタントとコンサルティの関係は対等な関係です。そのため、「監督及び指導を受ける」立場ではありません。
2.適切です。
コンサルテーションにおけるコンサルティは、業務上の問題を抱えた個人、集団、組織、地域社会とされています。
3.適切ではありません。
「クライエントに対して直接的な援助を行う」のは、コンサルティです。
4.適切ではありません。
コンサルテーションでは、「個人の抱えた私的な悩み」には対応しません。コンサルテーションで取り上げるのは、業務上で抱えた問題についてです。
5.適切です。
コンサルテーションでは、コンサルタントとコンサルティは対等な関係のため、「得られた助言の内容は、自ら評価し、採用するかを決める」のは、コンサルティが判断します。
参考になった数24
この解説の修正を提案する
02
この問題は「コンサルテーション」におけるコンサルタントとコンサルティの関係性について問うものとなっています。
コンサルテーションとは、一方の専門家(コンサルティ)が抱える職業上の問題に対して、もう一方の専門家(コンサルタント)が助言・指導する事を言います。専門家同士の関係性であり、コンサルティとコンサルタントの間に上下関係はありません。
1、不適切です。コンサルティがコンサルタントから受けるのは助言や指導であり、監督される事はありません。
2、適切な内容です。
3、不適切です。コンサルタントはコンサルティに対しての助言・指導を行う事でクライエントに対して間接的に援助を行う事となります。クライエントに対する直接的な援助を行う事はありません。
4、不適切です。コンサルテーションにおいて、コンサルタントはコンサルティが抱える業務上の問題に対し助言を行いますが、個人の私的な悩みに対して対応する事はありません。
5、適切な内容です。コンサルティはコンサルタントから受けた助言や指導内容が実際の支援で適切に機能するかどうかを自身で評価する必要があります。その上でクライエントにとっての有効性を判断し、実践するかどうかを決定する事が出来ます。
参考になった数6
この解説の修正を提案する
03
正解は、2・5 です。
1 不適切です。「監督」ではなく、指導や助言を受けます。
2 適切です。
3 不適切です。コンサルタントはコンサルティに対して援助を行うので、クライエントに直接的な援助を行うわけではありません。
4 不適切です。私的な悩みではなく、業務上のことを相談します。
5 適切です。コンサルタントからの助言を必ず採用する必要はありません。コンサルティが評価して決めます。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
前の問題(問128)へ
第23回(令和2年度)問題一覧
次の問題(問130)へ