精神保健福祉士の過去問
第24回(令和3年度)
精神保健の課題と支援 問95
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問題
第24回(令和3年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健の課題と支援 問95 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、著名人の自殺に関する報道の後で自殺者数が増加する現象を説明する用語として、正しいものを1つ選びなさい。
- ハロー効果
- ウェルテル効果
- カクテルパーティ効果
- キャリーオーバー効果
- ピグマリオン効果
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は、2 です。
1 不適切です。
ハロー効果とは、対象者が持つ特徴に影響されて、他のことについても評価が歪められてしまうことを言います。
2 適切です。
作家ゲーテの著作「若きウェルテルの悩み」が由来です。
3 不適切です。
カクテルパーティー効果とは、大勢の人が話している中でも、自分の興味のある話は聞き取ることができることを意味しています。
4 不適切です。
キャリーオーバー効果とは、順番に質問内容がある中で、後の質問の答えが前の質問によって影響を受けてしまうことを言います。
5 不適切です。
ピグマリオン効果とは、他者から期待されることによって、良い結果を出すことができることを言います。
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02
正解は 2 です。
各選択肢については、以下の通りです。
1.ハロー効果とは、社会心理学の用語のひとつです。
ある対象を評価するとき、その対象の一部の強烈で特徴的な印象に引きずられ、全体の評価がなされるという効果のことを指します。
2.問題文の通りです。
3.カクテルパーティ効果とは、パーティーなどの騒がしい状況や多くの人が談笑している中でも、自分に必要な声はしっかりと聞き取れるという現象のことを指します。
4.キャリーオーバー効果とは、先になされた質問の内容がそれより後の質問の回答に影響を与えることを指します。
5.ピグマリオン効果とは、他者から期待されることで、学習や作業などの成果が上がる現象のことを指します。
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03
1、✕ ハロー効果とはある対象を評価する時、対象が持つ特徴に影響されて評価が歪められてしまう事を言います。例えば「清潔感があり身なりをきちんとしている人はそうでない人よりも仕事が出来る」などが挙げられます。
2、〇 適切な内容です。
3、✕ カクテルパーティー効果とは、周囲が騒がしい状態であったとしても、自分に関連する話題など興味がある内容については聞き取る事が出来るように処理する脳の働きの事を言います。
4、✕ キャリーオーバー効果とは、社会調査における用語の一つであり、質問紙による調査で、最初の質問の答えが、後ろの質問の答えに影響を与える質問の事を言います。質問の答えが他の質問に影響を与える場合、集計結果に偏りが出てしまうため、調査を行う際にはキャリーオーバー効果が起こらない質問内容である事を確認し、質問紙を作る必要があります。
5、✕ ピグマリオン効果とは、他者から期待を受けていると対象者が感じた場合、その期待に応えようとして対象者の期待に沿った結果が出る事を言います。
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