精神保健福祉士の過去問
第24回（令和3年度）
精神保健の課題と支援 問101

1、✕　精神保健福祉士法は、精神保健福祉士という資格の取得方法や、その資格の定義について定めている法律であり、問題文の内容は定められていません。

2、〇　適切な内容です。

3、✕　医療観察法は、心神喪失の状態で重大な他害行為等を行った人に対し、病状の改善と再発の防止、円滑な社会復帰を促進する事を目的として定めている法律であり、問題文の内容は定められていません。

4、✕　障害者総合支援法は、障害を持つ人が尊厳を持った日常生活や社会生活を送る事が出来るよう、利用するサービスに対する給付について定めたり、社会的障壁の除去について定めていますが、問題文の内容は定められていません。

5、✕　障害者虐待防止法は、虐待の具体的な内容やそれを防止するための通報義務などについて定めています。問題文の内容は定められていません。

正解は、２　です。

１　不適切です。

精神保健福祉士法は、精神保健福祉士の資格取得方法などについて定めています。

２　適切です。

記述の通りです。

３　不適切です。

医療観察法は、問題文の注２にある通り「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者」の社会復帰などについて定めています。

４　不適切です。

障害者総合支援法は、精神障害者に限ることなく、障害者が必要とするサービスや支援などについて定めています。

５　不適切です。

障害者虐待防止法は、精神障害者に限ることなく、障害者の虐待を防止するための支援などについて定めています。

正解は 2 です。

精神保健福祉法第二条から第四条に、精神障害者の社会復帰および自立における地方公共団体の義務が明記されています。