精神保健福祉士の過去問 第24回(令和3年度) 精神保健福祉に関する制度とサービス 問152
この過去問の解説 (3件)
正解は、 3 です。
無作為化比較試験とは、
対象を複数のグループにランダム化し、
治療法などの効果を検証することを意味します。
ランダムに複数のグループに分けることによって、バランスよく要因が分かれているため、
公平に比較することができます。
無作為化比較試験は量的調査です。
無作為抽出の方が有意抽出よりも代表性は高く出ますが、前提条件ではありません。
正解は、3 です。
1 不適切です。
質的調査は、面接などの方法による数値化できない情報の調査です。無作為化比較試験とは異なる性質を持ちます。
2 不適切です。
対象者を無作為に抽出することではなく、無作為に分けることが重要です。
3 適切です。
治療効果の評価に用いられることが多い調査法です。
4 不適切です。
反復するわけではありません。
5 不適切です。
無作為化比較試験は、「無作為」に対象者を分けます。
1、不適切です。無作為化比較試験は量的調査に分類される調査方法です。
2、不適切です。無作為化比較試験を実施する際の対象者は、事前に特定の条件に基づき抽出されます。その対象者をランダムに分けてグループ化するため、対象者自身は無作為に抽出されている訳ではありません。
3、適切な内容です。特定の条件に基づき抽出した対象者をランダム(無作為)にグループ化し、それぞれのグループに対して測定を行っていきます。
4、不適切です。無作為化比較試験では、二つの群(グループ)に対象者を分け、一つの群には介入を行い、もう一つの群には介入なしの状態でそれぞれの群の変化を観察する事となります。その結果、二つの群に違いが出るかどうかを比較するのが無作為化比較試験です。
例としては新薬の治験などが挙げられます。同じ病気を患っている対象者を二つの群に分け、新薬を使用し治療する群と従来の治療を行う群で、二つの群に変化が見られるかどうかを観察し、新薬の効果を測る時などに無作為化比較試験が活用されます。
5、不適切です。無作為化比較試験においては理論的サンプリングは実施されません。
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