精神保健福祉士の過去問
第25回(令和4年度)
精神保健の課題と支援 問5
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問題
第25回(令和4年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健の課題と支援 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、労働と精神保健に関連する法律の説明として、正しいものを1つ選びなさい。
(注)「男女雇用機会均等法」とは、「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」のことである。
(注)「男女雇用機会均等法」とは、「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」のことである。
- 労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度で高ストレス者と判定された労働者には、医師による面接指導を受ける義務がある。
- 過労死等防止対策推進法が規定する過労死等の原因には、精神障害が含まれている。
- 「男女雇用機会均等法」は、妊娠中及び産後の危険有害業務の就業制限を規定している。
- 健康増進法は、事業者に対してパワーハラスメント防止のための措置を講じなければならないと規定している。
- 労働契約法では、国が労働者の心の健康の保持増進のための指針を策定することが規定されている。
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この過去問の解説 (3件)
01
労働に関する法律には様々な物があり、労働者の権利を守るための内容や、事業者が遵守すべき事項が定められています。
✕ 不適切です。高ストレス者と判定された労働者は、希望があれば医師との面談や助言を受ける事が出来るとされています。
〇 過労死等防止対策推進法が規定する過労死等の原因として、精神障害以外に業務における過重な負荷による心臓疾患や脳血管疾患などが挙げられています。
✕ 妊娠中及び産後の危険有害業務の就業制限を規定しているのは、男女雇用機会均等法ではなく労働基準法です。
✕ 事業者に対してパワーハラスメント防止のための措置を講じなければならないと規定しているのは、労働施策総合推進法です。
✕ 国が労働者の心の健康の保持増進のための指針を策定する事を規定しているのは、労働安全衛生法です。
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02
労働と精神保健に関連する法律の内容について問う問題です。各法律がどのようなことを規定しているか、整理して覚えるようにしましょう。
正しくありません。ストレスチェック制度で高ストレス者と判定された労働者が、医師による面接指導を受けることを希望する旨を申し出たときに、医師による面接指導を受ける義務が発生します(労働安全衛生法66条の10第3項)。
正しいです。過労死等防止対策推進法2条(定義)に明記されています。
正しくありません。「妊娠中及び産後の危険有害業務の就業制限を規定している」のは、労働基準法64条の3です。
正しくありません。「事業者に対してパワーハラスメント防止のための措置を講じなければならない」と規定しているのは、労働施策総合推進法30条の2です。
正しくありません。労働契約法においては規定されていません。労働安全衛生法70条の2(健康の保持増進のための指針の公表等)に基づいて、「労働者の心の健康の保持増進のための指針」(いわゆるメンタルヘルス指針)が策定されています。
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03
過重労働やパワーハラスメント等、労働から精神疾患を発症することも多く、それに対する予防が重要視されています。近年で新しくできた制度もありますので、時事ニュースをおさえておきましょう。
不適切です。労働安全衛生法第66条に健康診断等について定められており、そこには「当該申出をした労働者に対し」とあります。
適切です。その他、業務における過重な負荷による脳血管疾患等が規定されています。
不適切です。男女雇用機会均等法ではなく、労働基準法に規定があります。
不適切です。健康増進法ではなく、労働施策総合推進法に「パワーハラスメント防止のための措置」が規定されています。
不適切です。労働契約法ではなく、労働安全衛生法と捉えることができます。
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