精神保健福祉士の過去問
第25回(令和4年度)
精神保健の課題と支援 問7
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第25回(令和4年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健の課題と支援 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、第2期アルコール健康障害対策推進基本計画において、わが国で増加傾向にあることが示されているものとして、正しいものを1つ選びなさい。
- 飲酒習慣のある男性の割合
- 生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している女性の割合
- 20歳未満の者の飲酒の割合
- 妊娠中に飲酒している女性の割合
- 酒類の販売(消費)数量
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
精神保健福祉士として、アルコール依存症患者やアルコール健康障害に向き合うことは多いです。日本の現状や重点課題に目を向けておきましょう。
不適切です。減少傾向にあります。
適切です。「女性」は増加傾向にあります。
不適切です。減少傾向にあります。
不適切です。増加傾向というわけではありませんが、重要課題として捉えられています。
不適切です。減少傾向にあります。
参考になった数11
この解説の修正を提案する
02
アルコール健康障害対策推進基本計画とは、平成25年に成立したアルコール健康障害対策基本法に基づくもので、政府が講ずるアルコール健康障害対策の最も基本的な計画として位置づけられています。
正しくありません。飲酒習慣のある者(週3日以上、1日1合以上飲酒する者)は、男性では低下傾向、女性では上昇傾向にあるとあるとされます。
正しいです。生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合は、男性で有意な増減はなく、女性では有意に増加しているとされます。
正しくありません。20 歳未満の者や妊産婦の飲酒リスクの普及啓発や不適切な誘引防止などの取組により、20 歳未満の者及び妊娠中の飲酒の割合の低下がみられています。
正しくありません。20 歳未満の者や妊産婦の飲酒リスクの普及啓発や不適切な誘引防止などの取組により、20 歳未満の者及び妊娠中の飲酒の割合の低下がみられています。
正しくありません。酒類の販売(消費)数量は、平成8年(1996年)をピークに減少傾向が続いています。
参考になった数9
この解説の修正を提案する
03
第2期アルコール健康障害対策推進基本計画は、令和3年3月に発表されています。
✕ 飲酒習慣のある男性の割合は、平成22年は35.4%でしたが、令和元年は33.9%に減少しています。対して女性は平成22年は6.9%でしたが、令和元年は8.8%と増加しています。
〇 生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している女性の割合は、有意に増加していると書かれています。令和元年は9.1%となっていますが、6.4%に減少させる事を目標として定めています。
✕ 20歳未満の者の飲酒の割合は、下記のように変化しています。
中3男子:10.5%(平成22年)→3.8%(令和元年)
中3女子:11.7%(平成22年)→2.7%(令和元年)
高3男子:21.7%(平成22年)→10.7%(令和元年)
高3女子:19.9%(平成22年)→8.1%(令和元年)
以上の結果、20歳未満の者の飲酒の割合は減少しています。
✕ 妊娠中に飲酒している女性の割合は、平成29年度で1.2%と分かっていますが、その割合が減少しているかどうかは不明です。今後その割合を減少させる事は重点目標とされています。
✕ 酒類の販売(消費)数量は、平成8年度がピークであり、その後は減少しているとされています。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
前の問題(問6)へ
第25回(令和4年度)問題一覧
次の問題(問8)へ