精神保健福祉士の過去問
第25回(令和4年度)
精神保健福祉相談援助の基盤 問3
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問題
第25回(令和4年度) 精神保健福祉士国家試験 精神保健福祉相談援助の基盤 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
次の記述のうち、ソーシャルワーカーのコーディネーターとしての役割を説明するものとして、適切なものを1つ選びなさい。
- クライエントの生活を支援するために、専門職間の連携を図り、連絡調整を行う。
- クライエント自身が問題を解決することを可能にするため、側面的援助を行う。
- クライエントの問題解決に向けて、クライエントに自発的、能動的な行動を促す。
- クライエントの権利擁護のために交渉し、クライエントを保護する。
- クライエントの生活問題を把握・分析し、福祉サービスの課題を明らかにする。
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この過去問の解説 (3件)
01
ソーシャルワーカーの役割について問う設問です。各選択肢はいずれも重要な概念ですので、しっかりと覚えるようにしましょう。ソーシャルワーカーの役割・権能を表すキーワードとして、権利擁護・代弁・エンパワメント、支持・援助、仲介・調整・組織化、社会資源開発・社会開発などがあげられます。また、試験では、ソーシャルワークのさまざまなアプローチ法が出題されることがあります。ケースワークの理論の展開についてもよく学ぶようにしましょう。
適切です。「コーディネーター」としての役割です。「仲介・調整・組織化」の機能を担います。
適切ではありません。側面的に支援することによって、「エンパワメント」につながると考えられます。
適切ではありません。「自発的、能動的な行動を促す」ことにより、「エンパワメント」につながると考えられます。
適切ではありません。「権利擁護・代弁」としての機能です。
適切ではありません。「支持・援助」の具体的方法です。「仲介・調整・組織化」の前段階ととらえられます。
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02
選択肢はどれもソーシャルワーカーの役割・姿勢として重要です。しかし、ここでは「コーディネーター」について問われています。コーディネーターの主となる意味を考えることで解くことができます。
適切です。「連絡調整」とありますので、ここからコーディネーターの役割と考えることができます。
不適切です。ソーシャルワーカーとして、クライエントを主体として側面的に援助をすることは大切な姿勢です。しかし、「コーディネーター」としての役割ではありません。
不適切です。ソーシャルワーカーとして、クライエント自身に自発的に動いていただく、動けるようになるように促すことは重要ですが、「コーディネーター」としての役割ではありません。
不適切です。ソーシャルワーカーとして、権利擁護も重要ですが、「コーディネーター」としての役割ではありません。
不適切です。ソーシャルワーカーとして、ケアマネジメントを行う上で必要なことですが、「コーディネーター」としての役割ではありません。
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03
ソーシャルワーカーの役割の一つであるコーディネーターは、「調整者」と訳されます。多職種連携を図るための調整や、クライエントとそれを取り巻く社会資源とを繋ぐ役割などの事を指します。
〇 選択肢の通りです。
✕ 選択肢の内容は「イネイブラー(可能ならしめる人)」の役割の説明となっています。
✕ 選択肢の内容は「エンパワメント」の説明と考えられます。
✕ 選択肢の内容は「ネゴシエーター(交渉者)」の役割の説明となっています。
✕ 選択肢の内容は、ケアマネジメントにおける「アセスメント」の説明と考えられます。
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