精神保健福祉士の過去問 第25回(令和4年度) 精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問1
この過去問の解説 (2件)
この設問は、「第二次世界大戦後」「アメリカの精神保健福祉」という二つの要素について検討をしていく必要があります。また、各国の精神医療保健福祉政策は試験の頻出項目です。その意義についても一通り学習しましょう。
適切です。1948年、アメリカ・ニューヨークの州立病院退院者とボランティアによる活動の場としてファウンテンハウスが設立されました。
適切ではありません。1960年以降、フランスにおいて中央集権的な精神科病院主体の方式から居住する地域の中で一貫した精神医療・保健・福祉サービスを受けられるようにするためセクター制への転換が進められました。
適切ではありません。1978年、イタリアにおいて、法律第180号(バザーリア法)が制定され、公立精神科病院の閉鎖を国の政策とし、治療を入院中心から地域・外来治療中心に転換されました。
適切ではありません。1990年、ニュージーランドにおいて、オヘイガン(OʼHagan, M.)らによって精神科サバイバー・ネットワークが立ち上げられました。
適切ではありません。1999年にイギリスにおいて「精神保健に関するナショナル・サービス・フレームワーク」が公表され、精神保健に関する7つに基準が示されました。
諸外国の精神医療保健福祉の歴史と動向について、俯瞰的に学習するとともにその内容がわが国の精神医療保健福祉施策にどのような影響を与えているか考えるとよいでしょう。
この問題のポイントは、「第二次世界大戦後のアメリカの精神保健福祉に関する説明」について問われていることです。選択肢では、他の国で行われた施策について出る場合が多いので、どの施策がどの国で行われているか覚えておきましょう。
適切です。当事者活動から発展していきました。
不適切です。記述内容は、アメリカではなく、フランスです。
不適切です。記述内容は、アメリカではなく、イタリアです。
不適切です。記述内容は、アメリカではなく、ニュージーランドです。
不適切です。記述内容は、アメリカではなく、イギリスです。
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