精神保健福祉士 過去問
第26回(令和5年度)
問123 (精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問5)
問題文
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問題
精神保健福祉士試験 第26回(令和5年度) 問123(精神保健福祉の理論と相談援助の展開 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
- 物質依存症の人々のために開発された。
- ストレス-脆弱性(ぜいじゃくせい)モデルを病気の自己管理の基礎としている。
- 家族と支援者は関与しないことが推奨されている。
- 個々のニーズに応じてオーダーメイドされた内容で構成される。
- 精神疾患の一次予防を目的としている。
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この過去問の解説 (3件)
01
IMRプログラムとはアメリカで誕生したプログラムです。精神疾患を持つ人が自分でリカバリー目標を設定し、それに必要な情報や知識、技術などを獲得する事を目的としています。
✕ IMRプログラムは、精神疾患のある人々を対象として開発されたものです。
〇 選択肢の通りです。ストレス-脆弱性モデルとは、もともと人間はストレスに弱い要素を持っており、そこに社会的要因が加わる事によって神経伝達物質のバランス異常が起き、病気の発症に繋がるという考え方の事を言います。
✕ IMRプログラムでは、支援者と当事者は協働する関係として位置づけられています。また、当事者と家族の接し方によって、当事者にとって良い影響が得られる事もあるため、当事者に適した環境作りやストレスを与えない家族の接し方を学ぶ事も重要とされています。
✕ IMRプログラムでは、個々のニーズに応じた内容で構成される訳ではなく、既に準備されているものを使用して実践します。
✕ 一次予防とは、生活習慣の改善や健康教育などを行う事で、病気の発生を防止する事を言います。IMRプログラムは精神疾患のある人を対象としているため、精神疾患の一次予防を目的としたものではありません。
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02
IMRは、「Illness Management and Recovery」の略です。精神疾患を持つ当事者自身が自己管理によってリカバリーするということが重要です。
不適切です。そのような内容ではありません。
適切です。記述の通りです。
不適切です。そのようなことは推奨されていません。
不適切です。そのような内容ではありません。
不適切です。そのようなことは目的とされていません。
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03
IMR(疾病管理とリカバリー)は、回復に必要な情報などを獲得をするため心理社会的介入プログラムとされています。
精神疾患を持つ人が自ら目標を設定し、それぞれに適した方法で自己管理能力を高めていきます。
日本においては、2009年頃から学会誌で紹介され、普及が進んでいます。
適切ではありません。
対象となるのは精神疾患を有する当事者であり、物質依存症の人々に限定されているわけではありません。
適切です。
ストレスー脆弱性モデルとは、もともと疾患に対する脆さがあるところに、過度なストレスがかかり、発症のトリガーとなってしまうという考え方です。
I精神疾患の当事者が主体的に回復について考え、疾患を管理していくIMRのコンセプトに合致しています。
適切ではありません。
当事者が主体となり、当事者のやりとりなどを中心にプログラムが進むのが一般的のようですが、「家族と支援者は関与しないことが推奨されている。」わけではありません。
適切ではありません。
効果があると考えられている支援方法の組み合わせであり、プログラム化されたものが内容となっています。
「個々のニーズに応じてオーダーメイドされた内容」という意味合いではなく、その知識・情報を当事者自身でどうリカバリーに役立てていくか、というところがポイントになります。
適切ではありません。
対象は、「精神疾患を持つ人」であり、一次予防を目的としています。
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