精神保健福祉士過去問
第27回（令和6年度）
問55 (障害者福祉問4)

問題文

「障害者差別解消法」に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
（注）「障害者差別解消法」とは、「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」のことである。

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問題

精神保健福祉士試験第27回（令和6年度）問55（障害者福祉問4）（訂正依頼・報告はこちら）

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障害者差別解消法は平成25年6月に制定されています。共生する社会の実現に向け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的としています。

選択肢1. この法律が施行される前から、障害者基本法に「差別の禁止」の規定があった。

設問の通り。

選択肢2. 民間事業者の合理的配慮の提供は、努力義務である。

不適切。
令和３年に障害者差別解消法が改正され、事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されています。

選択肢3. この法律に基づき、市町村障害者虐待防止センターが設けられている。

不適切。
「障害者虐待防止法」に基づいて、市町村障害者虐待防止センターが設けられています。

選択肢4. 障害者差別をした事業者には、この法律に基づき科料が科される。

不適切。
障害者の差別禁止に罰則規定はありません。ただし、厚生労働大臣等より、差別や合理的配慮に関する助言・指導又は勧告等の行政指導を受ける可能性があります。

選択肢5. この法律に基づく障害者の定義は、障害者基本法に規定されている障害者の定義より狭い。

不適切。
障害者差別解消法では、障害者の定義は、障害者基本法に定義されている障害者の定義より広いものとなっています。

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