精神保健福祉士 過去問
第27回(令和6年度)
問77 (ソーシャルワークの理論と方法 問8)

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問題

精神保健福祉士試験 第27回(令和6年度) 問77(ソーシャルワークの理論と方法 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

事例を読んで、地域活動支援センターのA社会福祉士がBさんの家族と面談を行った時点で用いた方法として、最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事例〕
Aは、複数の利用者家族から子どもの自立と今後についての心配があるという声を聞くことが多くなった。このことから、家族同士が不安を話し合い、将来の子どもの生活について考えるグループワークを行うことにした。Aは、その一環として開催前に参加を決定した利用者家族と個別面談を行った。面談の際、利用者Bさんの母親は「皆さんになじめるか不安です」と話した。AはBさんの母親がグループに期待していることや不安に感じていることを聴いた。
  • スクリーニング
  • 波長合わせ
  • アイスブレイク
  • 集団規範の形成
  • リーダーシップ

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題では、グループワークのプロセスが問われています。プロセスをおさえておくことで、同様の問題があっても解くことができます。

選択肢1. スクリーニング

不適切。
スクリーニングとは、初期の段階に行っているものです。困っていること、家族状況、日常生活の自立度、障害がどこにあるのか等を確認することです。


 

選択肢2. 波長合わせ

設問の通り。

波長合わせとは、援助者が活動前にグループの各メンバーの性格や生活環境などを理解し、グループ活動を行う上で予測される問題や課題などを把握して対応方法について考えることです。

選択肢3. アイスブレイク

不適切。
面談の際に行うことは不適切です。アイスブレイクとは、グループワークを行う前に緊張をほぐしたり、クライエントの心を開くために行うものです。

選択肢4. 集団規範の形成

不適切。
グループワーク前段階に行われるものではありません。集団規範の形成とは、グループワーク通してワーカーとメンバーが課題解決に向かう中でなされるものとなります。


 

選択肢5. リーダーシップ

不適切。
リーダーシップはグループワークが開催される中で行われるものとなります。

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