精神保健福祉士 過去問
第27回(令和6年度)
問78 (ソーシャルワークの理論と方法 問9)

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問題

精神保健福祉士試験 第27回(令和6年度) 問78(ソーシャルワークの理論と方法 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

事例を読んで、A相談支援事業所のB相談支援専門員が新任のC相談支援専門員に行ったスーパービジョンについて、適切なものを2つ選びなさい。

〔事例〕
Bは、一人暮らしのDさん(60歳)からCが不在中に電話を受けた。「担当のCに体調が良くないことを話したら、病院に付き添うから明日一緒に行こうと言ってくれたんですが、先週から保険証(マイナンバーカード)が見あたらなくて病院に行けないんです。明日も無理だと思うので断りたい」というものであった。Dさんを担当しているCに伝えると「Dさんは、昨日会った時にどうして言ってくれなかったんだろう」と落ち込み、どうしたらよいかわからない様子だった。Bは、Cにスーパービジョンを行った。
  • 「DさんがCに話せなかったことをCはどう思っていますか」
  • 「Dさんの安心のために保険証(マイナンバーカード)を一緒に探してあげてください」
  • 「Cのような悩みはよくあることなので、あまり気にしすぎないようにしましょう」
  • 「Dさんと約束した時の状況について詳しく聞かせてもらえますか」
  • 「私が対応した類似事例を話すので、同じように対応してみましょう」

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で問われているスーパービジョンとは、自分が対応しているケースに対して第三者から助言をもらうことです。


 

選択肢1. 「DさんがCに話せなかったことをCはどう思っていますか」

設問の通り。

Dさんが話してくれなかったことをC自身がどのように感じているか確認をする必要があります。また、Cも言葉にすることにより、自分を客観視することができます。

選択肢2. 「Dさんの安心のために保険証(マイナンバーカード)を一緒に探してあげてください」

不適切。
Dさんが先週から保険証がないことを把握していながらも、Cに言えなかったことを考えると、まずは話せなかった原因を探ることが必要となります。

選択肢3. 「Cのような悩みはよくあることなので、あまり気にしすぎないようにしましょう」

不適切。
何故DさんがCに言えなかったのか理由を探る必要があります。よくあることと終わらせてしまうと、今後もDさんとCの信頼関係を築くことが難しくなります。

 

選択肢4. 「Dさんと約束した時の状況について詳しく聞かせてもらえますか」

設問の通り。

Dさんと約束したときの様子をBが客観的に確認を行う必要があります。確認を行うことで、DさんがCに言えなかった理由が分かる可能性があります。

選択肢5. 「私が対応した類似事例を話すので、同じように対応してみましょう」

不適切。
類似事例と同様の対応をするのではなく、Dさん個々として扱う必要があります。


 

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