精神保健福祉士 過去問
第27回(令和6年度)
問79 (社会福祉調査の基礎 問1)

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問題

精神保健福祉士試験 第27回(令和6年度) 問79(社会福祉調査の基礎 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

ブース(Booth, C.)のロンドン調査に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • ロンドン市民の人口統計の作成が目的だった。
  • 調査対象となった市民の自宅へ調査票を配布する郵送調査だった。
  • 当時のロンドン市民の一部を調査対象とする標本調査だった。
  • 貧困の主たる原因が、個人的習慣であることを明らかにした。
  • ロンドンの街を経済階層で色分けした貧困地図を作成した。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で問われているブースとは、ロンドン調査を実施した人物となります。ラウントリーのヨーク調査と間違えないようにしましょう。


 

選択肢1. ロンドン市民の人口統計の作成が目的だった。

不適切。
ロンドン調査の目的は、貧困の原因は環境等によるものだという社会民主連盟の主張を否定するために、貧困調査を実施しました。調査の結果、貧困の原因は個人自身の問題ではなく、雇用の問題、環境の問題ということが分かり、社会で支援するべきであるという結論となりました。

選択肢2. 調査対象となった市民の自宅へ調査票を配布する郵送調査だった。

不適切。
調査票を配布する郵送調査ではありません。ロンドン調査は社会民主連盟が行った統計調査の再集計と学校に通う子供のいる家庭を対象に聞き取り調査を実施しました。


 

選択肢3. 当時のロンドン市民の一部を調査対象とする標本調査だった。

不適切。
ロンドン市民の一部を対象とするものではなく、社会民主連盟が行った統計調査の再集計と学校に通う子供のいる家庭を対象に聞き取り調査を実施しました。

選択肢4. 貧困の主たる原因が、個人的習慣であることを明らかにした。

不適切。
貧困の原因は、個人的習慣ではなく、雇用の問題、環境の問題であることが判明しました。


 

選択肢5. ロンドンの街を経済階層で色分けした貧困地図を作成した。

設問の通り。ブースの貧困調査は、貧困地図といった世帯をカテゴリーを色で分類するといった手法も取り入れています。


 

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