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社会福祉士の過去問 第27回(平成26年度) 相談援助の基盤と専門職 問96

問題

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事例を読んで、D医療ソーシャルワーカーのEさんへの対応として、適切なものを2つ選びなさい。

〔事例〕
Eさん(78歳、女性)は、訪問診療と介護サービスを受けながら一人暮らしをしてきた。数日前の検査で胃がんが見つかり、医師からは可能な治療法に関する詳細な説明を受けたあとで、現状での有益な治療法として手術が勧められた。Eさんは「医師の説明は理解できたが、手術や入院にかかる費用が心配なので、訪問診療は続けるが手術はしない。また、胃がんが見つかったことは隣県に住む一人息子のFには伝えないでほしい」とD医療ソーシャルワーカーに訴えてきた。
   1 .
希望に基づき、手術を受けないで済むようにすると伝えた。
   2 .
想定される医療費と費用負担に関する制度について説明した。
   3 .
手術を受けることが最善の利益になると説明した。
   4 .
一度自分で決めたことは容易には変えられないことを伝えた。
   5 .
了解なくFさんに胃がんのことを言わないと伝えた。
( 社会福祉士試験 第27回(平成26年度) 相談援助の基盤と専門職 問96 )
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この過去問の解説 (3件)

43
正解は2、5です。

1.生命にかかわる内容のため、手術を受けないで済むようにという希望を受け入れることは適切ではありません。手術や入院にかかる費用の問題が解決できれば、手術をしたいと思う可能性も十分に考えられます。

2.手術や入院にかかる費用を心配しているため、想定される医療費と費用負担に関する制度について説明することは適切な対応です。

3.Eさんが心配している内容を考慮せず、単に手術を受けることが最善の利益になると説明することは適切な対応とはいえません。

4.一度自分で決めたことであっても、治療方針を変更することができると伝えることが大切です。

5.一人息子のFさんに伝えないでほしいという希望があるため、了解なくFさんに胃がんのことを言わないと伝えることは適切な対応です。

付箋メモを残すことが出来ます。
14
1× まずは手術や入院にかかる費用の問題解決をはかるべきです。
2○ 業務指針に則った適切な対応です。
3× 多くの選択肢提示や情報提供を行うのが先です。
4× 自己決定に一度きりということはありません。
5○ 守秘義務の遵守、調整援助に関する適切な対応です。

7
1、不適切です。医師は手術が有益な方法と診断しており、それを聞いたEさんも理解している事が読み取れます。手術を拒む理由としてEさんは費用面の心配をしているため、まずは費用面の負担の心配を取り除けるよう支援を行い、Eさんが本当に手術を受けたくないと考えているのか確認する事が必要となります。

2、適切な支援内容です。Eさんは手術にかかる費用について心配しています。手術にかかる医療費や費用負担の軽減制度などがあれば積極的に情報提供する事が必要と考えられます。

3、不適切です。手術が有益な治療法と医師からは言われていますが、必ずしも最善の利益であるという保証はありません。胃がんの治療の事のみならず、その後の生活の事も含めて検討し、Eさんが最善の利益を享受できるような選択ができるよう支援する必要があります。

4、不適切です。自分で決定した意向であったとしても、時間の経過によってそれが変化する事は珍しくありません。揺れ動くEさんの気持ちをありのままに受け入れ、最終的にEさんが納得できる答えを導き出せるよう支援する事がソーシャルワーカーの仕事と考えられます。

5、適切な内容です。Eさんは自身の病気の事を息子であるFさんに伝えてほしくないと意思表示しています。Eさんの意向を無視してFさんに胃がんの事を伝える事は守秘義務に違反する行為となります。

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