社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
社会調査の基礎 問88

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問題

社会福祉士試験 第29回(平成28年度) 社会調査の基礎 問88 (訂正依頼・報告はこちら)

量的調査におけるデータの集計方法に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • クロス集計表において、セルの度数の比が全ての行で等しい場合、そのクロス集計表の2変数間には関連がない。
  • クロス集計表において、2変数間の関連をみる場合、行パーセント、列パーセントのどちらを示しても、得られる情報に変わりはない。
  • クロス集計表では、2変数間の関連をみることができるが、3変数以上の関連についてみることはできない。
  • 度数分布表における相対度数とは、度数を合計した値を各カテゴリーの値で割って算出したものである。
  • 連続変数では、値が連続的に変化するため、度数分布表を作成することができない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1.クロス集計表において、セルの度数の比が全ての行で等しい場合、そのクロス集計表の2変数間には関連がありません。

2.クロス集計表において、2変数間の関連をみる場合、行パーセント、列パーセントのどちらを使用するかによって、得られる情報が変わります。

3.クロス集計表では、3変数以上の関連についてもみることができます。

4.度数分布表における相対度数とは、各カテゴリーの値を、度数を合計した値で割って算出したものです。

5.連続変数でも、一定の範囲を階級に分けることで、度数分布表を作成することが可能です。

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02

1○ クロス集計は、セルの度数比が全て同じなら変数間の関連はないといえます。
2× 相対度数が異なる場合、行と列で得られる情報は異なります。
3× 3変数以上の関連もクロス集計では可能です。
4× 相対度数は、各カテゴリー値を各度数の合計値で割った値です。
5× 連続変数で、度数分布表の作成は可能です。

参考になった数28

03

1、適切な内容です。

2、不適切です。行パーセントと列パーセントの2数間で値が異なる場合は、行・列どちらの値を見るかによって得られる情報は変わります。

3、不適切です。クロス集計表では2数間以上の質問項目を掛け合わせて数値を出し関連を見る事が出来るため、3変数以上の関連についても見る事が可能です。

4、不適切です。度数分布表における相対度数は、各カテゴリーの数字を度数の合計で割った数字の事を指します。

5、不適切です。連続変数でも一定のカテゴリーを作成し、カテゴリーの数値を算出する事で度数分布表を作成する事は可能です。

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