社会福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
相談援助の基盤と専門職 問94

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1.統合化の背景には、専門分化されたソーシャルワーク実践が多様化する社会問題に対応できていなかったことがあります。

2.統合化の対象は、ケースワーク、グループワーク、コミュニティオーガニゼーションです。

3.「ソーシャルケースワーク」という概念が初めて示されたのは、1922年のリッチモンドの著書「ソーシャル・ケース・ワークとは何か」です。

4.ジェネラリスト・アプローチは、ソーシャルワークの統合化の一形態です。

5.ソーシャルワークの統合化に大きな影響を与えたのは、システム理論です。

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02

1× 当時のソーシャルワークは多様な社会問題に対応できていないと考えられていました。
2× 当時のケースワーク・グループワーク・コミュニティオーガニゼーションなどの共通基盤を一体化することを統合化といいました。
3× ミルフォード会議報告は、ソーシャルワークの共通部分と専門性の捉え方・考え方が示されました。
4○ ジェネラリストアプローチでは、各分野で共通する原理や技術を明らかにしようとしました。
5× 精神分析がソーシャルワーク統合化に貢献したとは言えません。

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03

1、不適切です。統合化の背景には、専門分化されたソーシャルワークはそれぞれの分野において知識や技術が発達していたものの、多様化・複雑化する社会問題に対してそれらの知識や技術だけで対応しきれなくなってきている事に対しての不安がありました。

2、不適切です。統合化とは、ケースワーク・コミュニティーオーガニゼーション・グループワークなど、それぞれの分野で発達した知識・技術ではなく、ソーシャルワークの共通基盤を再度見つめ直し、一体化させる動きの事を言います。

3、不適切です。ミルフォード会議で示された概念は「ジェネリック(共通性)」です。

4、適切な内容です。コンビネーションアプローチ、マルチメソッドアプローチを経てジェネラリストアプローチとして確立しました。

5、不適切です。ソーシャルワークの統合化にはシステム理論が大きな影響を与えました。

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