社会福祉士の過去問
第30回(平成29年度)
障害者に対する支援と障害者自立支援制度 問61

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問題

社会福祉士試験 第30回(平成29年度) 障害者に対する支援と障害者自立支援制度 問61 (訂正依頼・報告はこちら)

事例を読んで、Fサービス管理責任者( 社会福祉士 )の対応に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

〔 事例 〕
Gさん( 40歳、男性 )は、重度の知的障害があり、20年間W施設に入所している。
Gさんは、自分だけでは意思決定することが困難な状態であるため、成年後見人が選任されている。W施設のFサービス管理責任者は、入所を継続したいか地域移行したいかのGさんの意向が分からない状態であったが、個別支援計画の見直しを行う時期となっている。
  • 入所継続を前提に、日中活動の充実を図る。
  • 家族の意向に沿って方針を立てる。
  • 成年後見人の意向に沿って方針を立てる。
  • グループホームへの入居を調整する。
  • 本人、関係者の参加による意思決定支援会議を開催する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

自分だけで意思決定することが困難な状態であっても、本人、関係者が参加して意思決定支援会議を開催することが大切です。支援者、家族、成年後見人、それぞれの意向だけに沿って進めることは適切ではありません。

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02

正解は5です。

1→入所を継続したいか地域移行したいかと考えている段階です。Fサービス管理責任者(社会福祉士)のみで、今後のことを考えるのは適切ではありません。

2→家族の意向を聞くことも大切ですが、それだけでGさんの今後の支援を決定していくのは適切ではありません。

3→成年後見人の意向を聞くことも大切ですが、それだけでGさんの今後の支援を決定していくのは適切ではありません。

4→入所を継続したいか地域移行したいかと考えている段階です。Fサービス管理責任者(社会福祉士)のみで、グループホームの入居のことを考えるのは適切ではありません。

5→本人、関係者の参加による意思決定支援会議を開催することは適切といえます。

Gさんは「自分だけでは意思決定することが困難な状態」でありますが、だからと言って、Gさんの意向を聞き取れないまま、支援する側だけで今後について決断するのは誤りです。

Gさんの意向を聞いていくこと、Gさんにも「決定」の場に参加してもらうことはとても大切なことです。

参考になった数31

03

正解は5です。

1~4.
本人の意向がわからない場合は、本人と家族、成年後見人、必要に応じて関係者の参加のもと、意思決定支援会議を開催し、確認又は推定された本人の意思や、本人の最善の利益と判断された内容を反映した個別支援計画を作成することが望ましいです。
5.設問のとおりです。

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