社会福祉士の過去問
第32回(令和元年度)
現代社会と福祉 問28

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は『4』です。
持続可能な開発目標(SDGs)は通称グローバル・ゴールズと呼ばれ、貧困に終止符を打つとともに、地球環境を守り、すべての人類が平和と豊かさを手に入れられるような取組を求めています。


その他の選択肢の解説は以下のとおりです。

1→持続可能な開発目標(SDGs)は、ミレニアム開発目標(MDGs)の目標と関連づけながら、気候変動や経済的不平等、持続可能な消費といった新たな分野を優先課題として掲げています。

2→正しくは人口増加抑制策ではなく、環境保護です。

3→持続可能な開発の達成は、政府と民間、市民社会、そして市民による行動が必要だとされています。

5→目標実現に向けた進捗状況のフォローアップと審査の責任は、各国にあるとしています。

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02

正答【4】

「持続可能な開発目標」(SDGs)とは、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で決められた国際社会共通の目標です。2015年から2030年までに達成すべき17の国際目標、169のターゲット、232の指標を示しています。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000101402.pdf


1.誤答 
「持続可能な開発目標」(SDGs)は、2000年に制定された「ミレニアム開発目標」(MDGs)が2015年に達成期限を迎えたことを受けて、達成できなかった開発目標を引き継いだ新たな世界の目標として定められました。


2.誤答 
「持続可能な開発目標」(SDGs)の目標及びターゲットは、統合され不可分のものであり、持続可能な開発の三側面、すなわち「経済」「社会」「環境」を調和させるものであると明記されています。


3.誤答 
2030アンジェンダの41節で「国家、民間セクターの役割」が規定されています。
国内及び国際社会による公的資金は、不可欠なサービスと公共財の供給及び他の資金源を呼び込む上できわめて重要な役割を果たす。我々は、小規模企業から多国籍企業、協同組合、市民社会組織や慈善
団体等多岐にわたる民間部門が新アジェンダの実施における役割を有することを認知する、と明記されています。
持続可能な開発の達成には、「政府」と「民間」の双方の役割が必要となります。


4.正答 
17の目標には、貧困に終止符を打つとともに、気候変動や環境保護への取り組みも求められています。
貧困の終止符(目標1)、気候変動への取り組み(目標13)、環境保護(目標14・15)にあげられています。


5.誤答 
2030アジェンダ74節では、「フォローアップとレビュー(FUR)のプロセス」について規定されています。
フォローアップとレビュー(FUR)のプロセスは、自主的で、国主導であり、多様な国の現実、能力、開発レベルを考慮し、政策スペースと優先事項を尊重すると明記されています。

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03

正解は4です。

SDGsでは選択肢にある通り気候変動対策にも言及されています。

それ以外にもさまざまな目標が掲げられており、計17にものぼります。

その他の選択肢については、以下の通りです。

1.MDGsの目標を破棄したものではなく、後継としてSDGsが掲げられています。

2.SDGsでは「経済」「社会」「環境」の調和が求められています。

3.むしろ国家にも責任があり、政府にも行動が求められています。

5.国際連合に責任があるのではなく、各国にあるとされています。

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04

時事からの出題です。

SDGs(エス・ディー・ジーズ)は
未来の地球のためにできることを、17の項目に具体化して、
だれでも取り組め、共有しやすい目標があるのが特徴です。

1× SDGsはミレニアム開発目標(MDGs)の目標を引き継いでいます。

2× 経済、社会、環境の3側面の調和を述べています。
(導入部2より)

3× 国家も「自国の経済・社会発展のための第一義的な責任を有する」
と述べられています。(実地手段41より)

4○ 正しいです。(導入部3より)

5× 「主導権は各国にある」ため、
国際連合がフォローアップの責任を取る、または
その専門機関を設ける内容は書かれていません。
(フォローアップとレビュー71より)

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