社会福祉士の過去問
第33回(令和2年度)
人体の構造と機能及び疾病 問3
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問題
社会福祉士試験 第33回(令和2年度) 人体の構造と機能及び疾病 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
健康の概念と健康増進に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- WHOは、健康を身体的、精神的、社会的、スピリチュアルに良好な状態と定義した。
- 「健康日本21」は、一次予防を重視している。
- 健康増進法は、生活習慣病対策を含まない。
- 健康増進は、一次予防には該当しない。
- 健康寿命とは、平均寿命を超えて生存している期間をいう。
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この過去問の解説 (4件)
01
この問題は健康の概念と健康増進についての問いです。
1→✕ WHOは健康の概念を「単に病気がないだけでなく身体的、心理的、社会的にも健全な状態」と定義づけており、スピリチュアルな健康について考慮する様になったとしています。
2→〇 健康日本21は健康づくりや疾病予防を中心とした1次予防を重視しています。
3→✕ 健康増進法ではがん検診や健康診査、受動喫煙防止等の生活習慣病対策も含まれます。
4→✕ 2の回答にある通り、健康増進とは健康づくりや疾病予防といった1次予防に該当します。
5→✕ 健康寿命とは平均寿命から病気や寝たきりの期間を差し引いたもので、平均寿命を超えて生存する期間ではありません。
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02
正解は2です。
健康日本21は主に一次予防を重視しています。健康寿命の延伸、生活習慣病などの疾病の予防、健康増進などを推進しています。
各選択肢については以下のとおりです。
1→WHOは健康について、「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」と定義しています。
3→健康増進法には生活習慣病対策が含まれるため誤りです。健康増進法は国民の健康維持と現代病予防を目的として制定され2002年に公布されました。
4→健康増進は一次予防に該当します。健康増進を図ることで、病気を防ぐなどの予防となります。
5→健康寿命とは、心身共に自立した生活が送れる生存期間のことです。
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03
1、不適切です。WHOは健康について「肉体的・精神的及び社会的に良好な状態」と定義しています。併せて「単に疾病又は病弱の存在しないことではない」とも示しています。スピリチュアルについては定義に含まれていません。
2、適切な内容です。健康日本21では生活習慣病等の発症を予防する「一次予防」に重点が置かれています。
3、不適切です。健康増進法においては喫煙や食生活、歯の健康保持など生活習慣病対策について定められている箇所があります。
4、不適切です。生活習慣の改善や健康教育の実施などは健康増進に繋がり、それらを増進させる事で病気の発症防止に繋がるため、一次予防に含まれます。
5、不適切です。健康寿命とは、健康上の問題によって、日常生活が制限される事無く生活できる期間の事を言います。
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04
正解は2です。
1 ×
WHOでは、健康を、「病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と定義しています。
2 ○
「健康日本21」は、21世紀における国民健康運動のことで、2000年から2012年にかかけて展開されました。
1次予防に重点をおき、健康寿命の伸延などを図っていました。
3 ×
健康増進法は、2003(平成15)年に施行されました。
国民保健の向上を図ることを目的としており、生活習慣病対策を含んでいます。
4 ×
健康増進は、病気の予防となり、一次予防に該当します。
5 ×
健康寿命とは、健康で自立して暮らすことができる期間をいいます。
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