社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
心理学理論と心理的支援 問5

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問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 心理学理論と心理的支援 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状に関する次の記述のうち、回避症状の事例として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • ささいな事でもひどく驚いてしまうようになった。
  • 事故が起きたのは全て自分のせいだと考えてしまう。
  • つらかった出来事を急に思い出すことがある。
  • 交通事故にあった場所を通らないようにして通勤している。
  • 大声を聞くと虐待されていたことを思い出し苦しくなる。

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この過去問の解説 (1件)

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心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状については、自分の意志とは関係なくフラッシュバックのように思い出したりして、不安や緊張が高まります。さまざまな症状がありますので整理しておきましょう。

選択肢1. ささいな事でもひどく驚いてしまうようになった。

「ささいなことに過剰に驚く」は、「過覚醒症状」に該当します。

選択肢2. 事故が起きたのは全て自分のせいだと考えてしまう。

「事故が自分の責任だと思い込む」は、「認知と気分の陰性変化」に分類されます。

選択肢3. つらかった出来事を急に思い出すことがある。

「辛い出来事を突然思い出す」は、「再体験症状(侵入症状)」です。

選択肢4. 交通事故にあった場所を通らないようにして通勤している。

「事故現場を避ける行動」は、回避症状の例です。

選択肢5. 大声を聞くと虐待されていたことを思い出し苦しくなる。

「大声で虐待を思い出す」は、「再体験症状」となります。

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