社会福祉士の過去問
第36回(令和5年度)
心理学理論と心理的支援 問4

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

社会福祉士試験 第36回(令和5年度) 心理学理論と心理的支援 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

職場でうまく適応できない原因に関する相談者の次の発言のうち、ワイナー(Weiner, B.)による原因帰属の理論に基づき、安定し、かつ外的な原因による例として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • 自分の能力不足が原因だと思います。
  • 最近の体調不良が原因です。
  • 業務内容が難しかったことが原因です。
  • たまたま運が悪かったのが原因です。
  • 自分の努力不足が原因だと感じています。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

原因帰属とは、自分や他者の行動が、その成功、失敗の原因についてどのように考えるかということです。

選択肢1. 自分の能力不足が原因だと思います。

「安定」とは時間の経過によって変わらないものを指し、「内的な要因」は自分自身に起因する要因を指します。「能力不足」は内的で安定した要因とみなされます。

選択肢2. 最近の体調不良が原因です。

「体調不良」は内的とも外的とも分類しにくく、安定した要因ではありません。

選択肢3. 業務内容が難しかったことが原因です。

「業務内容」は外的な要因であり、かつ安定している要因です。

選択肢4. たまたま運が悪かったのが原因です。

「運」は外的な要因ですが、認識によって変化するため「不安定」とされます。

選択肢5. 自分の努力不足が原因だと感じています。

「努力不足」は自分自身の内に原因があると思っているので、内的な要因で、努力は変動するため「不安定」です。

参考になった数10