社会福祉士 過去問
第37回(令和6年度)
問61 (刑事司法と福祉 問4)

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問題

社会福祉士試験 第37回(令和6年度) 問61(刑事司法と福祉 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

更生保護に関わる人または組織に関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
  • 地方更生保護委員会の事務局及び保護観察所に保護観察官を置くこととされている。
  • 保護司が備える条件の一つとして「人格及び行動について、社会的信望を有すること」がある。
  • 保護司活動の拠点として、各都道府県に1か所ずつ更生保護サポートセンターが設置された。
  • 更生保護法人は、厚生労働大臣の許可を受けて設立される。
  • 更生保護女性会は、更生保護法の制定に伴い設立された。

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この過去問の解説 (2件)

01

問題にある更生保護とは、犯罪や非行をした人を社会の中で適切に処遇し、自立し改善更生することを助けることとなります。犯罪や非行を起こした人が再犯せずに地域で生活するためには、地域での持続的な支援が重要となります。

選択肢1. 地方更生保護委員会の事務局及び保護観察所に保護観察官を置くこととされている。

設問の通り。

選択肢2. 保護司が備える条件の一つとして「人格及び行動について、社会的信望を有すること」がある。

設問の通り。

選択肢3. 保護司活動の拠点として、各都道府県に1か所ずつ更生保護サポートセンターが設置された。

不適切。
更生保護サポートセンターとは、地区保護司会が地域の関係機関や団体と連携しながら、地域で更生保護活動を行うための拠点です。

選択肢4. 更生保護法人は、厚生労働大臣の許可を受けて設立される。

不適切。
更生保護法人の設立認可は法務大臣の許可を受けて設立されます。

選択肢5. 更生保護女性会は、更生保護法の制定に伴い設立された。

不適切。
戦前から少年保護などの活動を行っていた女性団体が前身となり、昭和24年に更生保護制度が発足したことに伴い、全国に地区更生保護婦人会が組織されていきました。

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02

更生保護に関わる人と組織について整理しておきましょう。

選択肢1. 地方更生保護委員会の事務局及び保護観察所に保護観察官を置くこととされている。

保護観察官が配置されているのは、地方更生保護委員会の事務局及び保護観察所です。

 

 

選択肢2. 保護司が備える条件の一つとして「人格及び行動について、社会的信望を有すること」がある。

保護司が備える条件は、「人格及び行動について、社会的信望を有すること」「職務の遂行に必要な熱意及び時間的余裕を有すること」「生活が安定していること」「健康で活動力を有すること」です。

選択肢3. 保護司活動の拠点として、各都道府県に1か所ずつ更生保護サポートセンターが設置された。

更生保護サポートセンターは、全国の保護区ごとに設置されています。

選択肢4. 更生保護法人は、厚生労働大臣の許可を受けて設立される。

更生保護法人は、法務大臣の許可を受けて設立されます。

選択肢5. 更生保護女性会は、更生保護法の制定に伴い設立された。

 更生保護女性会は、犯罪者予防更生法の成立に伴い設立されました。

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