登録販売者の過去問 平成28年度 医薬品の適正使用と安全対策 問111

正解は５です。

１→　薬局等で購入できる医薬品の添付文書が掲載されているので、紛失してしまった際には確認することができます。

２→　医薬品のより安全な使用を促進するために情報提供されています。約１カ月ごとに発行されているようです。

３→　医薬品による副作用が疑われる症例報告に関する情報が掲載されているため、知っておくことにより、登録販売者としてより細やかな情報提供を行うことができるようになります。

４→　「厚生労働省発表資料」として掲載されています。

５→　医薬品の生産量、生産額に関する情報は掲載されていません。これらは医薬品の安全性と直接関わる情報とは言えないでしょう。

独立行政法人医薬品医療機器総合機構の「医薬品医療機器情報提供ホームページ」について、
・ 一般用医薬品・要指導医薬品の添付文書情報
・厚生労働省より発行される「医薬品・医療機器等安全性情報」
・製造販売業者等や医療機関等から報告された、医薬品による副作用が疑われる症例情報
・厚生労働省が医薬品の安全性について発表した資料
・厚生労働省が製造販売者に指示した緊急安全性情報、「使用上の注意」の改訂情報
・新医薬品等の承認情報
・医薬品等の製品回収に関する情報
・患者向医薬品ガイド・くすりのしおり
等が掲載されています。

よって、「一般用医薬品・要指導医薬品に関連した、医薬品の承認情報、医薬品の生産量、生産額及び製品回収に関する情報が掲載されている」は掲載されていないので、５が正解です。

解答:5

1.正
一般用医薬品・要指導医薬品だけでなく医療用医薬品、体外診断用医薬品などの添付文書も掲載されています。

2.正
独立行政法人医薬品医療機器総合機構の主な業務の一つが安全性情報の収集や調査です。

3.正
副作用症例の収集以外にも、副作用による健康被害に対する医療費等の給付なども行っています。

4.正
医薬品や医療機器などの品質、有効性、安全性の情報収集を行い、広く世間に提供します。

5.誤
医薬品の承認情報、製品回収情報などは掲載されていますが、医薬品の生産量、生産額などの情報は掲載されていません。