登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
主な医薬品とその作用 問37

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問題

登録販売者試験 平成25年度(地域2) 主な医薬品とその作用 問37 (訂正依頼・報告はこちら)

心臓などの器官や血液に作用する薬に関する記述について、正しいものはどれか。
  • センソは、ヒキガエル科のシナヒキガエル又はヘリグロヒキガエルの毒腺の分泌物を集めたもので、微量で強い強心作用を示す。
  • ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を用いた生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用があるとされる。
  • ロクジョウは、シカ科のジャコウジカ又はその近縁動物の雄のジャコウ腺分泌物を乾燥したもので、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。
  • シンジュは、ウグイスガイ科のアコヤガイ等の殻内肉組織中に形成される球状の塊を粉末にしたもので、鎮静作用等を期待して用いられる。

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この過去問の解説 (5件)

01

正解は1、2、4です。

1 その通りです。
センソが配合された内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがありますので、噛まずに服用することとされています。
また、1日用量中センソ5㎎を超えて含有する医薬品は劇薬に指定されています。

2 その通りです。
ゴオウは即効性があり、風邪薬やドリンク剤などに幅広く使われています。

3 ジャコウの説明です。
ロクジョウは、シカ科のシベリアジカ、マンシュウアカジカ等の雄の幼角を用いた生薬で、強心作用のほか、強壮、血行促進の作用があります。

4 その通りです。

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02

1 正しいです。
センソは、皮膚や粘膜に触れると局所麻酔作用を示します。そのため、丸薬、錠剤などの内服固形製剤を摂取する場合は口中で噛み砕くと舌が麻痺する可能性があるので、噛まずに服用することとされています。
また、有効域が比較的狭いので、1日用量中センソ5mgを超えて含有する医薬品は劇薬に指定されています。
通常用量においても、長期に渡って使用することは、かえって心臓に負担を生じる恐れがあるので、漫然と使用を継続することは適当ではありません。

2 正しいです。

3 誤りです。
ロクジョウは、シカ科のシベリアジカ、マンシュウアカジカ等の雄の幼角を用いた生薬です。強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされています。

また、設問文に該当する生薬は、ジャコウです。

4 正しいです。

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03

正解:1、2、4

1:センソについての説明は問題文どおりです。
センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛かまずに服用することとされています。

2:設問どおり。

3:ロクジョウではなくジャコウの説明文です。
ロクジョウは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、もしくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされます。

4:設問どおり。

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04

正解:1.2.4

1 ○

2 ○

3 ×:ロクジョウはシカ科のシベリアジカ、マンシュウアカジカなどの雄の幼角を用いた生薬で、強心作用のほか、強壮・血行促進等の作用があるとされています。
説明文はジャコウの特徴です。

4 ○

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05

正しいものは、1,2,4です。

選択肢3はジャコウの説明です。
ロクジョウは、シカ科のマンシュウジカの幼角を基原とする生薬で、強心作用のほか、強壮、血行促進等の作用があります。

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