登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
主な医薬品とその作用 問57
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 主な医薬品とその作用 問57 (訂正依頼・報告はこちら)
殺虫剤に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しいものはどれか。
( )は、有機リン系殺虫成分であり、殺虫作用は、コリンエステラーゼと不可逆的に結合してその働きを阻害することによる。
誤って飲み込んでしまった場合には、神経の異常な興奮が起こり、縮瞳、呼吸困難、筋肉麻痺等の症状が現れるおそれがある。これらの症状が見られたときは、直ちに医師の診断を受ける必要がある。
( )は、有機リン系殺虫成分であり、殺虫作用は、コリンエステラーゼと不可逆的に結合してその働きを阻害することによる。
誤って飲み込んでしまった場合には、神経の異常な興奮が起こり、縮瞳、呼吸困難、筋肉麻痺等の症状が現れるおそれがある。これらの症状が見られたときは、直ちに医師の診断を受ける必要がある。
- ジクロルボス
- プロポスクル
- アドレナリン
- ダイアジノン
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この過去問の解説 (3件)
01
殺虫成分には以下の系統があります。
●有機リン系(ジクロルボス、ダイアジノン、フェニトロチオン、フェンチオンなど)
アセチルコリンエステラーゼを不可逆的に結合して阻害する
●ピレスロイド系(ペルメトリン、フェノトリン、フタルスリンなど)
除虫菊の成分から開発、神経細胞に直接作用
●カーバメイト系(プロポスクル)、オキサジアゾール系(メトキサジアゾン)
アセチルコリンエステラーゼを阻害、ただし有機リン系と違い可逆的結合
●有機塩素系(オルトジクロロベンゼン)
神経細胞に作用
●昆虫成長阻害成分
メトプレンやピリプロキシフェン→幼虫が蛹になるのを妨ぐ。
ジフルベンズロン→幼虫の正常な脱皮をできな
くする。
設問に記載されている有機リン系殺虫成分に該当するのは、1のジクロルボスと、4のダイアジノンです。
2:プロポスクルはカーバマイト系殺虫成分です。
3:アドレナリンは副腎髄質から分泌されるホルモン
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02
有機リン系殺虫成分には、他にフェニトロチオン、フェンチオン、トリクロルホン、クロルピリホスメチル、プロペタンホスなどがあります。
他の選択肢は以下のとおりです。
2→プロポクスルは、カーバメイト系殺虫成分です。
3→アドレナリンは副腎髄質より分泌されるホルモンです。
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03
1 ジクロルボスが配合された殺虫剤はハエの防除に用いられます。他にも、ダイアジノン、フェニトロチオン等があります。
2 カーバメイト系の殺虫成分で、アセチルコリン分解酵素(コリンエステラーゼ)と可逆的に結合し、その働きを阻害することによって殺虫作用を示します。
3 副腎髄質より分泌されるホルモンで、ストレス反応の中心的役割を果たしています。
4 上記の通り、有機リン系殺虫成分です。
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