登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
人体の働きと医薬品 問71
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 人体の働きと医薬品 問71 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品の作用に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- 内服薬には、有効成分が消化管で吸収された後、循環血液中に入って薬効をもたらす全身作用のものしかなく、局所作用を目的にしているものはない。
- 外用薬には、適用部位に対する局所的な効果を目的にしているものしかない。
- 局所作用を目的としている医薬品によって全身性の副作用を生じることはない。
- 一般用医薬品には、今のところ、全身作用を目的とした点鼻薬はない。
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この過去問の解説 (4件)
01
正解:一般用医薬品には、今のところ、全身作用を目的とした点鼻薬はない。
内服薬の多くは、有効成分が消化管などから吸収されて循環血液中に移行し、全身を巡って薬効をもたらす全身作用を示します。しかし内服薬の一部には、特定の狭い身体部位において薬効をもたらす局所作用を示すものもあります。例えば、膨潤性下剤や生菌製剤等のように、有効成分が消化管内で作用するものでは、その作用は局所作用になります。
外用薬では、貼付剤や塗布剤のように適用部位に対する局所的な効果を目的としている場合が多いです。また、坐剤、経皮吸収製剤等では、適用部位から吸収された有効成分が、循環血液中に移行して全身作用を示すことを目的として設計されたものも存在します。解熱剤の坐剤などがその例です。
局所作用を目的とする医薬品によって全身性の副作用が生じることがあります。例えば抗ヒスタミン成分の点眼薬で眠気の副作用が出ることがあります。
設問のとおりです。
医療用医薬品では全身作用を目的とした点鼻薬があります。医療用のスマトリプタンの点鼻薬は、有効成分が鼻粘膜から吸収され、血流にのって全身作用を示し、片頭痛を抑えます。
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02
正解は「一般用医薬品には、今のところ、全身作用を目的とした点鼻薬はない。」です。
内服薬の中でも、全身に作用をもたらすものと、局所で作用をもたらすものがあります。
外用薬にも、座剤、経皮吸収製剤などのように血液中に入って全身作用をもたらすものもあります。
局所作用を目的としている医薬品でも、全身性の副作用を生じることがあります。
その通りです。
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03
正しいものは「一般用医薬品には、今のところ、全身作用を目的とした点鼻薬はない。」です。
局所作用を目的とした内服薬もあります。膨潤性下剤やビフィズス菌などの生菌製剤がその例です。
全身に作用をもたらす外用薬はあります。
坐剤や経皮吸収製剤などでは、適用部位から吸収された有効成分が循環血液中に移行して全身作用を示します。
局所作用を目的としている医薬品でも全身性の副作用を及ぼすことはあります。例えば、湿布などにつかわれるインドメタシンによって、アスピリン喘息を引き起こす可能性があります。
医療用医薬品にはありますが、一般用医薬品にはありません。
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04
医薬品の作用に関する問題です。
内服薬は全身作用のものが多いですが、胃薬に含まれる炭酸水素ナトリウム(制酸成分)のように胃の中で胃散を中和する等の場合、局所作用になります。
座薬のように、外用薬であっても有効成分が血液中に入って働く全身作用のものもあります。
点鼻薬や湿布薬のように、局所作用を目的としているものでも、全身性の副作用を生じることがあります。
正解です。
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