登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
人体の働きと医薬品 問72
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 人体の働きと医薬品 問72 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品の吸収に関する記述について、正しいものはどれか。
- 一般に、消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品の成分を取り込むのではなく、濃い方から薄い方へ拡散していくことによって消化管にしみ込んでいく現象である。
- 消化管吸収において、医薬品の有効成分の吸収は、主として大腸でなされる。
- 直腸からは有効成分は吸収されづらいため、内服の場合よりも全身作用が遅く現れる。
- 皮膚吸収において、有効成分が皮膚から浸透して作用し、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無や程度によって影響を受けない。
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この過去問の解説 (4件)
01
1 その通りです。
2 医薬品の有効成分の吸収は、主に小腸で行われます。
3 直腸は内壁の粘膜が薄く、静脈が豊富に通っているので、有効成分が容易に血液中に入るため、内服の場合よりも全身作用が速く現れます。
4 浸透する量は、皮膚の状態や傷の有無の程度によって影響を受けます。
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02
1:設問のとおり。これを受動拡散といいます。
2:医薬品の有効成分は、大腸ではなく、主に小腸で吸収されます。
3:直腸から有効成分を吸収させる製剤として坐剤があります。肛門から医薬品を挿入することにより、直腸内で溶解させ、薄い直腸内壁の粘膜から有効成分を吸収させるというものです。直腸の粘膜下には静脈が豊富に分布して通っており、有効成分は容易に循環血液中に入るため、内服の場合よりも全身作用が速やかに現れます。
4:浸透する量は皮膚の状態、傷の有無やその程度などによって影響を受けます。皮膚の角質層が厚いと有効成分は浸透しにくくなり、また角質層に水分が十分含まれている状態だと有効成分は浸透しやすくなります。
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03
3 直腸の内壁の粘膜は薄く、さらに静脈が豊富に通っているため、有効成分が速やかに血液中に入り、内服の場合よりも全身作用が速く現れます。
4 加齢など、皮膚のみずみずしさが低下すると、医薬品の成分が浸透しにくく、効果が現れにくくなります。
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04
誤っている選択肢については以下のとおりです。
2→文中の「大腸」の部分が誤りです。正しくは「小腸」です。
3→直腸からは有効成分が吸収されやすく、そのため全身作用も速やかです。
直腸の粘膜下には、静脈が豊富に分布しています。よって、有効成分が吸収されやすくなっています。
4→皮膚の状態で影響を受けます。角質層が厚ければ、浸透に時間がかかります。
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