登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
人体の働きと医薬品 問78

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問題

登録販売者試験 平成25年度(地域2) 人体の働きと医薬品 問78 (訂正依頼・報告はこちら)

呼吸機能に現れる医薬品の副作用に関する記述について、正しいものはどれか。
  • 喘息は、内服薬によって引き起こされ、外用薬で誘発されることはない。
  • 合併症の有無にかかわらず、喘息の症状は、原因となった医薬品の成分が体内から消失しても寛解しない。
  • 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎等の症状と区別が難しい。
  • 間質性肺炎の症状は、一般的に医薬品の使用から1~2時間程度の間に起こり、必ず発熱を伴う。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は3です。

1 内服薬だけでなく、坐薬や外用薬でも誘発されることがあります。
原因となる医薬品を使用してから、1時間以内という短時間で症状が現れます。

2 合併症を起こさない限り、原因の医薬品成分が体内から消失すれば症状は寛解し、軽症の場合は半日程度で治まります。

3 その通りです。

4 医薬品の使用から1~2週間程度の間に起こり、息切れ・息苦しさなどの呼吸困難、空咳、発熱などの症状が現れます。必ずしも発熱を伴うわけではありません。

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02

正解:3

1:医薬品の副作用による喘息としては、アスピリン喘息が良く知られています。アスピリンを含む非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)の服用後、通常1時間以内に、鼻閉、鼻汁に続き、咳、喘鳴、呼吸困難が生じます。アスピリン喘息は、内服薬のほか、坐薬や外用薬でも誘発されることがあります。

2:アスピリン喘息は、原因となるNSAIDsの薬理作用によって誘発されるため、合併症を起こさない限り、原因となった成分が体内から消失すれば症状は寛解します。

3:設問のとおり。
間質性肺炎の症状は、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳、発熱等であり、これらの症状はかぜや気管支炎の症状と似ているため鑑別には注意が必要です。

4:間質性肺炎は一般的に、医薬品の使用開始から1~2週間程度で起きることが多いとされます。また、必ずしも発熱は伴わず、呼吸器症状のみの場合もあります。

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03

正しいものは3です。

誤っているものについては以下のとおりです。

1→喘息は坐薬や外用薬でも誘発されます。内服薬、外用薬を問わず、鎮痛剤が原因でアスピリン喘息という副作用をもたらすことがあります。

2→合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば、症状は寛解します。

4→文中の「必ず発熱を伴う」の部分が誤りです。必ずしも、発熱を伴うとは限りません。

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04

1 坐薬や湿布薬などの外用薬でも誘発されることがあります。

2 合併症を起こさない限りは原因となった成分が体内から消失すれば症状は寛解します。

4 医薬品の使用から1〜2週間ほどの間に起こります。また、発熱は必ずしも伴うわけではありません。

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