登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
人体の働きと医薬品 問77
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域2) 人体の働きと医薬品 問77 (訂正依頼・報告はこちら)
胃腸症状に現れる医薬品の副作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- 消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査を受けたときに発見されることもある。
- 消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜が障害され、組織が損傷した状態であり、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐き気、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状を生じる。
- イレウス様症状は、普段から便秘傾向のある人は発症リスクが低いとされている。
- 医薬品の消化器に対する影響によって、吐き気・嘔吐、食欲不振、腹痛などを生じることがある。
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この過去問の解説 (4件)
01
正しくは「イレウス様症状は、普段から便秘傾向の高い人は発症リスクが高いとされている」です。
イレウスとは、腸内容物の通過が阻害されている状態のことです。腸閉塞ともいいます。医薬品の服用によって、腸管運動の麻痺や腹部膨満感を伴う著しい便秘症状などをイレウス様症状といいます。
便秘傾向のある人だけでなく、小児や高齢者でも注意が必要な副作用の一つです。
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02
悪化すると腸管内の消化液が逆流し、激しい嘔吐が起こることによる脱水症状や、腸内細菌の異常増殖による全身衰弱が急激に進む恐れがあります。
小児や高齢者だけでなく、普段から便秘傾向のある人は発症リスクが高いとされています。
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03
1:設問のとおり。
自覚症状に乏しい場合があるため、貧血症状のほか、突然の吐血・下血によって発見されることもあります。
2:設問のとおり。
3:イレウスとは、腸内容物の通過が阻害された状態をいいます。腸管自体は閉塞していなくても、医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられると、激しい腹痛やガス排出(おなら)の停止、嘔吐、腹部膨満感を伴う著しい便秘が現れます。
小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人で、発症のリスクが高いとされます。
4:設問のとおり。
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04
1 その通りです。
2 その通りです。
3 普段から便秘傾向のある人や、小児や高齢者は、発症のリスクが高いとされています。
激しい腹痛やおならの停止、嘔吐、腹部膨満感を伴った、著しい便秘症状が現れます。
4 その通りです。
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