登録販売者の過去問
平成25年度(地域2)
人体の働きと医薬品 問76

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問題

登録販売者試験 平成25年度(地域2) 人体の働きと医薬品 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する記述のうち、正しいものはどれか。
  • 医薬品の作用によって中枢神経系が刺激され、物事に集中できない、落ち着きがなくなる、不眠、不安、震え(振戦)、興奮等の症状を生じることがある。
  • 精神神経障害は、医薬品の多量服用や長期連用、適用外の乳幼児への使用等の不適正な使用がなされた場合に限られ、通常の使用においては発生しない。
  • 無菌性髄膜炎は、早期に原因となった医薬品の使用を中止すれば、速やかに回復し、比較的予後は良好であることがほとんどであるが、重篤な中枢神経系の後遺症が残った事例も報告されている。
  • 無菌性髄膜炎は、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人には発症しない。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解:1、3

1:設問のとおり。
乗物や危険な機械類の運転操作中に眠気を生じると重大な事故につながる可能性が高いので、眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、そのような作業に従事しないよう十分注意することが必要です。

2:精神神経症状は、通常の用法・用量でも発生することがあります。

3:設問のとおり。
無菌性髄膜炎では、首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁等が現れます。発症が急性のため、これらの症状が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止し、医師の診療を受ける必要があります。

4:医薬品の副作用が原因の無菌性髄膜炎の場合、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高いとされます。

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02

正しいものは1,3です。

誤っているものは以下のとおりです。

2→精神神経障害は、不適正な使用に限らず、使用されているかたの体質などにより、通常の使用においても発生することがあります。

4→文中の「発症しない」という部分が誤りで、「発症リスクが高い」というのが正しいです。無菌性髄膜炎は、発症は急性です。首筋のツッパリ感を伴った激しい頭痛、発熱、吐き気、意識混濁などの症状が現れる病気です。

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03

正解は1と3です。

1 その通りです。

2 使用した人の体質などによって、通常の使用でも発症することがあります。

3 その通りです。

4 これらの基礎疾患がある人に発症リスクが高いとされています。

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04

2 使用した人の体質によっては、通常使用でも発生することがあります。

4 全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチなどの基礎疾患がある人では、発症リスクが高まるとされています。

参考になった数9