登録販売者の過去問
平成25年度(地域1)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 問8
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域1) 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
医薬品等の相互作用に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 医療機関で治療を受けている場合には、通常、その治療が優先されることが望ましく、一般用医薬品を併用しても問題ないかどうかについては、治療を行っている医師又は歯科医師若しくは処方された医薬品を調剤する薬剤師に確認する必要がある。
- かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、アレルギー用薬等では、成分や作用が重複することは少なく、通常、これらの薬効群に属する医薬品の併用は問題ない。
- カフェインやビタミンA等のように、食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在するために、それらを含む医薬品と食品を一緒に服用すると過剰摂取となるものがある。
- 生薬成分については、医薬品的な効能効果が標榜又は暗示されていなければ、食品(ハーブ等)として流通可能なものもあり、そうした食品と生薬成分が配合された医薬品を合わせて摂取しても医薬品の効き目や副作用に影響を与えることはない。
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この過去問の解説 (5件)
01
誤っているものについては以下のとおりです。
2→成分と使用されている用途には次のようなケースが考えられます。
・抗ヒスタミン成分:かぜ薬、鎮静薬、鎮咳去痰剤、アレルギー用薬
・アドレナリン作動成分:かぜ薬、鎮咳去痰剤、アレルギー用薬
・カフェイン類:かぜ薬、解熱鎮痛剤
このように重複の可能性は高く、過剰摂取の可能性が考えられるため、併用は問題があります。
4→医薬品の効き目や副作用に影響を与えます。例えばカフェインのように食品にも薬にも含まれる成分があります。過剰摂取の可能性が考えられます。
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02
解説:3→同じ成分が入っていなくても、抗ヒスタミン・抗コリンなどが重複し副作用の反応が大きく出る可能性があります。
4→摂取しても医薬品の効き目や副作用に影響を与えることがあります。特に風邪薬とドリンクを併用する場合、カフェインの1回摂取量はカフェインとして200mgとなっており注意が必要です。また1日摂取量では500mgが上限とされています。
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03
1→
現代では生活習慣病など慢性疾患を抱えている人も多いので注意が必要です。
特に、甲状腺機能障害、糖尿病、心臓病、高血圧症、前立腺肥大症、胃・十二指腸潰瘍、肝臓病、腎臓病、てんかん、パーキンソン病、喘息など、医療機関での治療を受けられている場合、
治療を行っている医師または歯科医師、処方を調剤した薬剤師に確認が必要です。
2,3,4→
二種類以上の医薬品を服用する時、または医薬品と飲食物、医薬品と健康食品を一緒に摂った場合でも、
相互作用(吸収や代謝に影響を与えあう、または、相乗的に効果が増加、もしくは拮抗すること)が起こることがあります。
目的の効果が得られないことがあるばかりか、副作用が起こりやすくなることもあり、注意が必要です。
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04
【正しいもの】1,3
1
購入者が医療機関で治療を受けている場合、無理に購入を勧めるのではなく、通常はその治療が優先されることが望ましいとされています。
3
食品だから併用的に摂取しても問題ない、ということはありません。過剰摂取となるものがあるので注意しましょう。
【誤っているもの】2,4
2
むしろ「かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳がい去痰たん薬、アレルギー用薬等では、成分や作用が重
複することが多く、通常、これらの薬効群に属する医薬品の併用は避けること」とされています。
副作用・相互作用のリスク軽減のために、明確に緩和したい症状がある場合には可能な限りその症状に絞った有効成分が配合された医薬品を選択しましょう。
4
「生薬成分については、医薬品的な効能効果が標榜ぼう又は暗示されていなければ、食品(ハーブ等)として流通可能なものもある」ことは正しいですが、食品と同じく相互作用に留意が必要です。
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05
1 正
別々の疾患に用いられる医薬品は、相互作用に注意が必要です。
医療機関で治療を受けている疾患があるときは、他の症状で一般用医薬品を使用する際にも医師や薬剤師などに確認します。
2 誤
かぜ薬や解熱鎮痛薬などの問題文に記載されている医薬品は、すべて重複する作用が多いものになります。
抗コリン成分や抗ヒスタミン成分、アドレナリン作動成分などが重複し、その作用は増強し副作用が起こりやすくなるなどのおそれがあります。
3 正
カフェインではお茶やコーヒーなどに注意が必要です。
また、食品にはいわゆる健康食品も含まれているので、医薬品ではなくても過剰摂取となるおそれがあります。
4 誤
生薬成分は、ハーブやサプリメントとして用いられます。
医薬品として用いられていない生薬成分でも、重複摂取で過剰になることがあり、医薬品の効き目や副作用に影響を与えるおそれがあります。
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