登録販売者の過去問
平成25年度(地域1)
人体の働きと医薬品 問31
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問題
登録販売者試験 平成25年度(地域1) 人体の働きと医薬品 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
薬の働く仕組みに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 医薬品には、吸収された有効成分が循環血液中に移行して全身を巡って薬効をもたらす全身作用と、特定の身体部位において薬効をもたらす局所作用とがある。
- 外用薬は、適用部位に対する局所作用を目的としているため、循環血液中に入って全身作用をもたらすものはない。
- 内服薬は、いずれも全身作用をもたらす医薬品である。
- 医薬品の体内での薬効と副作用を理解するには、摂取された医薬品が体内でどのような動きをし、消失していくのかに関する知識が不可欠である。
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この過去問の解説 (3件)
01
誤っているものについては、以下のとおりです。
2→外用薬の目的は問題文にあるように正しいです。
文中後半部分が誤りです。外用薬であっても、坐剤や経皮吸収製剤では、適用部位から吸収された有効成分が循環血液中に移行し、全身作用を示すように造られているものもあります。
例えば、解熱鎮痛の坐剤は、発熱だけでなく、頭痛にも効果があります。お尻から薬を入れても全身に作用するのが理解できるのではないかと思います。
3→文中の「いずれも」という部分が誤りです。内服薬であっても、特定部分に作用するものもあります。たとえば、ビフィズス菌などを含んだ生菌製剤は、腸内環境をよくするため、消化管に限定されます。
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02
外用薬は、適用部位に対する局所的な効果を目的とするものがほとんどです。
しかし比較的少ないですが、皮膚から循環血液中に移行した成分が、
肝臓で代謝を受けずに全身を巡るために、
全身作用が現れることがあります。
また、内服薬の中には全身作用を目的にしないものもあります。
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03
文のとおりです。
誤っている選択肢については以下のとおりです。
2.誤りです。
外用薬でも全身作用を目的としているものもあります。
たとえば、解熱や消炎鎮痛目的で使われる坐薬は肛門から入れると薬が溶けだし、直腸粘膜から吸収され、静脈血流内に入り、循環します。
3.誤りです。
内服薬の中には有効成分が消化管内だけで全身を対象としていないものもあります。膨潤性下剤、生菌製剤がその例です。
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